マイクロソフトの次世代OS「Windows 8」の発売前日となる10月25日、同社はベルサール秋葉原で「Windows 8 『前夜祭』」を開催している。デーブスペクターさんと桃さん、島田善さんとSCANDAL、クリスタル・ケイさんらのトークショー/スペシャルライブが行われた。
イベントの冒頭では、日本マイクロソフト代表取締役社長の樋口泰行氏が登壇。来場者にWindows 8の魅力や意気込みを語った。樋口氏は冒頭、「(時差の関係で)日本が一番早くWindows 8を発売することになる。今夜秋葉原でWindows 8を買う人は、世界中で一番早くWindows 8を手に入れ、体験することができる」と述べ、会場を盛り上げた。さらに17年前に発売したWindows 95を引き合いに出し「その(革新的な)95を超える革新的なOSだ」とアピールした。
Windows 8の魅力について聞かれると「Windows 8は革新的なOSだ。 マウスとキーボードを使った操作に加え、新しくタッチによる操作が加わったことで、使い道が広がり、ユーザーも増える。私をはじめ、マイクロソフトの社員は皆、Windows 8を使っているが、その使い心地に満足している」とアピールした。中でも、お気に入りの機能は、パスワードの代わりに画像を使ってOSにログインする「ピクチャーパスワード」機能だという。「タブレットでは歩きながら使いたいときもあるが、その場合、文字を打ってログインするのは大変。ピクチャーパスワードなら歩きながらでも簡単にログインできる」(樋口氏)とメリットを紹介した。
プロモーションにも力を入れるという。「過去にない規模でプロモーションを行う。6カ月の間、テレビCMを流しっぱなしにする。Windows 8の普及により、IT業界だけでなく日本全体が活性化してくれれば」と樋口氏は述べた。
あいさつ後の囲み取材では、「アップルのiPadやアマゾンのKindleなど、タブレット端末が多数発売されている現在、Windowsの優位性は何か」と聞かれると「コンテンツの視聴と創作のどちらにも対応できる。企業向けでは、現場で使いつつ、企業のシステムとも接続できる。幅広い用途に使えることが強み」と答えた。
ストアアプリも順調なようで、「明日には皆さんが使いたい、と思うアプリがそろっている」と自信をのぞかせた。発売が見送られているWindows Phoneについては「(延期は)戦略的な面もある。時期が来れば皆さんにいいお知らせができると思う」とコメントした。
樋口氏は、イベントのあいさつで「13社から250機種以上のデバイスが発売される」とパートナー各社のサポートを強調した。イベント会場では、Windows 8搭載PCが27機種用意され、自由に触れるタッチアンドトライコーナーを用意している。アキバに来るなら、気になるマシンの実機を試すのもいいだろう。午後9時からは自作系PCメディアの編集長とゲストによるトークショーも行われている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.