“か〜ぼん”といっしょ! 第3話「ドイツで有線LANを使う」:ThinkPad X1 Carbonロードテスト(1/2 ページ)

» 2013年03月14日 16時41分 公開
[長浜和也,ITmedia]

欧米に持っていくなら丈夫な“か〜ぼん”に限る

ただ薄いだけじゃない。従来のThinkPadと同じように堅牢なか〜ぼんだから、海外でも安心して使えるのだ

 そういうわけで、3月にドイツのハノーバーで開催されたCeBIT 2013に向かったPC USER取材班。取材班を構成するのは人間1名と“か〜ぼん”だ。「いや、取材班って、人間が1人とUltrabookが1台じゃ……」「なにぃ! か〜ぼんは、か〜ぼんだ!」 ……彼には、あまりかかわらないほうがいい。

 仕事で持ち歩くUltrabookが“薄くて軽くて”というのは当然だ。だが、CeBIT、そして、CESといった欧米二大イベントにおいて、軽いというのは非常に大きな意味を持つ。なにせ、CESの会場もCeBITの会場もやたらめったらと広い。もともと博覧会の会場だっただけに幕張メッセのホール1つ分の規模を持つ建物が広大な敷地に点在する。となると、取材のときは、とにかく歩くことになる。広い敷地を徒歩で移動し広いホールを徒歩で取材する。体力はズンズンズンズン奪われて、展示が終わった夕方には記事を書く気力も体力も残っているわけがない。だから一杯呑んで寝てしまえー、いや、なに、そういうわけにはいかないので、体力の消耗を少しでも減らすために軽いUltrabookが必要だ。でも、薄いだけでは、海外取材で使うUltrabookとしてはたりない。頑丈なUltrabookでなければならない。

 仕事で使うUltrabookは、空港のチェックインカウンターで預ける荷物の中に入れるわけにはいかない。万が一、預けた荷物をロストしても現地で取材して記事が書けるように機内に持ち込まなければならない。「ん? 機内に持ち込むなら別に頑丈じゃなくてもいいんじゃないの?」と思うかもしれない。国内移動や台湾までの2〜3時間程度ならそうだろう。機内で行儀よく姿勢を正したまま目的地に到着する。しかし、飛行時間が10時間を超えて機内で一眠りしてしまうような欧州や北米航路になると、狭いエコノミー席(インボラってなんですか? 搭乗するときの赤ランプってなんですか? ついでに航空会社のラウンジのタダ飯ってなんですか?)で、体はぐにゃんぐにゃんとシートの上をのたうちまわり、足元に置いたPCが入ったバックは寝ぼけた自分の足で思わず踏んじゃったりする。ほらね、頑丈なノートPCじゃないと、とても海外に持って行けないでしょう。

海外で仕事をするなら有線LANが頼りなの

 そんな、過酷な旅を乗り越えた海外取材で必須のThinkPad X1 Carbonだが、1つだけ、困ったことがあったする。CeBIT 2013会場のハノーバーメッセには、プレスセンタースペースを備えた専用の建物がある。参加企業が説明会を行う数多くのホールや、取材関係者出展関係者専用の食堂も併設している。記事を書くスペースは円筒形の建屋の3階部分で、階段とエレベータを囲む円周フロアに作業用の机が並ぶ。2人分のスペースには2口の電源コネクタと有線LANのケーブルを2本割り当てている。

プレスセンターと説明会で使用するホールなどを併設するハノーバーメッセのコンベンションセンター。円形のフロアを組み合わせた外観が特徴だ(写真=左)。プレスセンター棟は、1階に総合受付カウンターがあり、2階にはプレスリリースセンターとロッカールーム、カフェを備え(写真=中央)、3階に記事を執筆するデスクとネットワークを用意する(写真=右)

3階は、ドーナッツ状のフロアにたいして外周の壁に向いた机と、内周側に島状のテーブルを配置している(写真=左)。1人分に割り当てたスペースには電源コネクタ2基と有線LANケーブルを2本用意している(写真=右)

 有線LANのケーブル! そう、CESにしろCeBITにしろ、COMPUTEX TAIPEIにしろ、海外のプレスセンターでは有線LANが主たるネットワークインフラとなる。無線LANも用意しているが、多くの場合、特に取材対象の説明会が集中する開催前日や開催初日になると、無線LANは大変重くなって、記事のアップロードにはとても使えない状況になる。その点、有線LANは、多少重くはなるものの、高解像度の静止画だって動画だって問題なくアップロードできる。やっぱり、仕事でいざというときに頼りになるのは無線LANより有線LANだ。というわけで、有線LANのケーブルをつなごうっと。

 「ちょっと、か〜ぼん、あなた、RJ-45インタフェースがないじゃないの……」

 そう、ThinkPad X1 Carbonは、薄いボディを重視するUltrabookだけに、有線LANのインタフェースを備えていない。ううううう、「いまどきのオフィスなら、無線接続だけで十分ですよ。はっはっはっは」と大笑いしていたレノボ・ジャパンの坊主頭強面スタッフがうらめしい。もちろん、レノボはオプションでUSB接続の有線LANインタフェースアダプタを用意している。ううううむむむむ、こうなったら、現地調達するしかない。

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