猛暑なので、「G-Tune」ゲーム推奨モデルと引きこもってみた夏の快適な過ごし方(2/2 ページ)

» 2013年07月19日 19時36分 公開
[後藤治(撮影:矢野渉),ITmedia]
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ベンチマークテストで性能をチェック

 ここでは定番ベンチマークテストとして、システムの総合性能を測るPCMark 7と、CINEBENCH R11.5、3D系ベンチマークの3DMark、3DMark 11、3DMark Vantageを実施し、IvyBridge世代のCore i7-3770(3.4GHz/最大3.9GHz)と、GeForce GTX 670を搭載するシステムを比較として挙げている(ただし、ドライバのバージョンなどはあわせていないので参考にとどめてほしい)。

型番 NEXTGEAR-i630SA1-SP-AVA NEXTGEAR MICRO NG-im520PA8
CPU Core i7-4770K(3.5GHz/最大3.9GHz) Core i7-3770(3.5GHz/最大3.9GHz)
チップセット Intel Z87 Express Intel B75 Express
メモリ 16GB(PC3-12800) 8GB(PC3-12800)
ストレージ 120GB SSD+2TB HDD 500GB HDD
光学ドライブ DVDスーパーマルチ DVDスーパーマルチ
グラフィックス GeForce GTX 770(2GB) GeForce GTX 670(2GB)
OS 64ビット版Windows 8 64ビット版Windows 8

 Windows 8のWindowsエクスペリエンスインデックスは、CPU、メモリ、グラフィックスが8.1と8を超えており、非常に高いスコアでまとまっている。ただ、プライマリハードディスクは7.9と惜しくも8に届かなかった。

 CrystalDiskMarkでSSDの性能をチェックしたところ、シーケンシャルリードで500Mバイト/秒に達しているものの、ライト速度は130Mバイト/秒前後とやや見劣りする結果となった。評価機に搭載されているSAMSUNG 840シリーズ(無印)の120Gバイトモデルは公称値でもライト速度が遅いので、気になる人はBTOで250Gバイト以上のSSDを選ぶといいだろう。もっとも、アプリケーションの起動は十分に速く、ゲームプレイで不満を覚えることはないはずだ。

Windowsエクスペリエンスインデックスの結果(画面=左)とCrystalDiskMarkの結果(画面=右)

 PCMark 7の結果は、NEXTGEAR-i630SA1-SP-AVAがNEXTGEAR MICRO NG-im520PA8を大きく上回った。これはCPUとGPU以上にSSDの効果が出ている。いずれにせよ、PC用途全般で快適なレスポンスを約束してくれることは間違いない。一方、CHINEBENCH R11.5を見ると、Ivy Bridge世代のCore i7-3770と比較した際の性能差はそれほどない印象だ。

 グラフィックス関連のベンチマークでは、3DMark 11のGPUスコア(Extreme)で123%、3DMark VantageのGPUスコアで(Extreme)122%ほど、GeForce GTX 770を搭載する本機が上回り、描画性能の差を見せつけた。3DMarkの結果も、Cloud Gateで21374(45958)、Fire Strikeで6730(7516)と、最新の3Dゲームタイトルを高解像度でプレイできるポテンシャルを持つ(括弧内の数字はGraphicsの値)。実際にAVAをプレイしてみたが、当然ながら描画は非常にスムーズだった。

PCMark 7とCINEBENCH R11.5の結果

3DMark 11の結果

3DMark Vantageの結果

 もっとも、シルバーモデルの本機は17万9970円とそれなりの値段になる。AVAだけが目的なら本機はオーバースペック気味なので、安価な下位モデルを選ぶのもよさそうだ。

 NEXTGEAR-i630SA1-SP-AVAと同じケースにGeForce GTX 660(2Gバイト)を搭載したNEXTGEAR i630BA1-SP-AVA(ブロンズモデルカスタム)は12万9990円から購入できるので、そちらも検討してみてほしい。

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