先週、ダイヤテックからFILCOブランドのBluetoothメカニカルキーボード「Majestouch MINILA Air」が登場した。日本語と英語タイプがあり、それぞれ黒軸/茶軸/青軸/赤軸の4種類をラインアップしている。価格は1万2000円強から1万4000円の間。
Majestouch MINILA Airはテンキーのない幅297ミリのコンパクトなキーボード。Bluetooth 3.0 Class 2に対応し、最大3台までマルチペアリングが可能だ。対応機器はWindows XP(SP2)以降のPCと、iOS/Android端末、プレイステーション 3となる。ただし、Androidタブレットは細部仕様の違いなどから正しく接続できない場合があるため、非対応としている。
ユーザーの評判はまずまずの様子。パソコンショップ・アークは「スマホやタブレットにもPCの入力環境がそのまま導入できるのが便利ですね」と語る。キースイッチ別の人気については「メカニカルキーボードの売れ筋の流れでいくと、軽い茶軸や赤軸が支持を集めそうです。少し重めのタイプ感を好む人には青軸が好まれるでしょう。さらに重い黒軸は人気が下火になっています」という。
こうした機器の垣根を超えて使えるアイテムは最近種類が増えている。例えば、東映無線各店では、バスパワー供給用とデータ転送用のコネクタを分岐させたUSBケーブル「USBホストケーブル 補助電源付き」の取り扱いを開始している。価格は600円弱だ。
バスパワー供給とデータを転送する機器が分離できるので、「外付けHDDの電源をPCから取りつつ、スマホやタブレットにつなぐといったことが可能です。オフラインでデータを共有したいときに重宝しますよ」(パソコンハウス東映)と話す。
全体的に売れ行きも伸びていると複数のショップで聞くが、あるベテランスタッフは「メーカー側が、スマホやタブレットとのつながりを求めて、色々なアイテムを出している側面のほうが強いかなと感じています。PCだけで閉じると厳しい世の中になっていますからね」と漏らしていた。
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