CEATEC JAPAN 2013では東芝や富士通、シャープなどのメーカーが“Bay Trail-T”世代のSoCを採用したタブレットを展示しているが、いずれも日本では正式発表前ということもあり、実機に触れないところは少し残念だ。


CEATEC JAPAN 2013ではシャープ(写真=左)や富士通(写真=中央)、東芝(写真=右)などのメーカーが“Bay Trail-T”世代のWindowsタブレットを展示しているが、いずれも実機に触ることはできないしかしインテルブースに行けば、インテルリファレンスモデルのBay Trail-T搭載タブレットを体験できるかもしれない。ブース内にAtom Z3770を内蔵するタブレットを持ったスタッフがいるときならば、実機を触らせてもらえる。
Bay Trail-T世代のWindowsタブレットは、グラフィックス機能が強化され動画再生も滑らか、パワーマネジメント機能も進化し、バッテリー動作時間も延びる――など“Clover Trail”世代よりもさまざまなメリットがあるとインテルは説明している。
グラフィックスの性能は“Ivy Bridge”世代のCPUに近いものがあり、「最近人気のブラウザゲーム“艦これ”もサクサク動く」(スタッフ)という。早速、「艦隊これくしょん -艦これ-」(艦これ)をプレイしてみたが、確かに現行のAtom搭載Windowsタブレットと比べて、明らかに描画が滑らかになっていた。
筆者もIconia W3、Surface RT、Surface Proそれぞれで艦これをプレイしたが、個人的な感覚では第3世代Coreプロセッサー・ファミリーのCore i5-3317U(1.7GHz/最大2.6GHz)を搭載するSurface Proと同等、あるいはそれを上回る快適さだ。装備変更など負荷が高いシーンでは、特に差を実感できる。
「スナップ機能を使って、艦これしながら動画を見ても動画はコマ落ちしません。防水性能を備えたタブレットであれば、お風呂で快適に艦これできるんですよ。バッテリーも持つので、1日中遊べます」(スタッフ)
次世代のWindowsタブレットは“提督”たちにとっても魅力的な製品になりそうだ。
※記事初出時、ブース内にタブレットを持ったスタッフが常駐していると記載しましたが、いない日もあるとのことで記事を訂正いたしました。お詫びいたします(10/02 17:30)
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