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» 2013年08月22日 20時30分 公開

第5回 Surface Proで「艦これ」がはかどるぞ「Surface Pro」の“ここ”が気になる(1/2 ページ)

「Surface Pro」の特徴や気になるポイントを追っていく本連載。今回はSurface Proでとにかく遊んでみた。「艦これ」やオンラインRPGを満足にプレイできるか。

[池田憲弘(撮影:矢野渉),ITmedia]

「Surface Pro」で「艦これ」をプレイ

photo Core i5-3317U搭載で、よくあるUltrabookと同等クラスのパフォーマンスが得られる「Surface Pro」。今回はその性能をゲームで発揮してもらう

 Windows 8 Proを搭載する「Surface Pro」は、Windowsストアアプリの数こそまだ少ないものの、x86/x64対応の一般的なWindows用ソフトウェアを使えるため、幅広い用途で利用できるところが強みだ。CPUの処理能力も高く、大抵のアプリケーションは難なく動く。

 特にゲームとなると、iPadやAndroidタブレット、Atom Z2760を搭載したほかのWindowsタブレットよりも有利な点は多い。例えば、最近話題になっているブラウザゲーム「艦隊これくしょん -艦これ-」(艦これ)もその1つだ。

 艦これをプレイするためにはAdobe Flash対応のWebブラウザが必要であり、FlashをサポートしないiOSや、Flash Playerの新バージョンがリリースされないAndroid(Android 4.1以降)は動作対象外となる(有料Webブラウザアプリ「Puffin Web Browser」を使うなどの“抜け道”はあるが)。

 その点、Windowsタブレットであればそういった心配はいらない。アプリをダウンロードしたり、さまざまな設定をすることなく、艦これをはじめとするFlash対応のブラウザゲームが遊べるのだ。こうしたゲームは基本的にタッチのみで操作できるため、タブレットとの相性がよい。外出時に艦これをプレイするならば、Surface Proは有力な候補となる。

photophoto Androidタブレットなどで艦これのWebサイトにアクセスすると、推奨環境を満たしていないと表示されてプレイできない(写真=左)。Windowsタブレットならば簡単にプレイできるし、外出先でも気軽に操作できる(写真=右)

 ただ、Surface Proは914グラム(実測値)とWindowsタブレットとしてはかなり重いところは不利な点だ。電車などで持って使うなら、Windows搭載タブレットであっても8.1型の「ICONIA W3-810」(約500グラム)やWindows RT搭載タブレット「Surface RT」(684グラム)の方が使い勝手はいい。

 ただ、第3世代Coreプロセッサー・ファミリーのCPUを内蔵し、十分なメモリ容量がある分、Surface ProはFlashがサクサクと動くところはメリットだ。Atom搭載機やSurface RTでもゲームはプレイできるが、挙動が遅かったり、タイトル画面からゲーム開始までに30秒以上待たされることがある。

紹介したWindowsタブレットの主な仕様とゲームの起動時間
機種 Surface Pro Surface RT Iconia W3-810
CPU Core i5-3317U (1.7GHz/最大2.6GHz) NVIDIA Tegra 3 (シングルコア1.4GHz/クアッドコア1.3GHz) Atom Z2760(1.8GHz)
メモリ 4Gバイト(DDR3) 2Gバイト(DDR3) 2Gバイト(LPDDR2)
ストレージ 128G/256GバイトSSD 32G/64GバイトSSD 64GバイトSSD
画面サイズ 10.6型ワイド 8.1型ワイド
アスペクト比 16:9 16:10
解像度 1920×1080ドット 1366×768ドット 1280×800ドット
液晶パネル IPSパネル TNパネル
重量 914グラム 684グラム 497グラム
価格 9万9800円(128Gバイトモデル) 3万9800円(32Gバイトモデル) 6万円前後
起動時間(タイトル画面からゲームスタートまでの時間) 約5秒 約30秒 約40秒

 艦これのゲーム画面は800×480ドットで固定されているため、Surface Proの場合、スケーリングを100%にしていると(初期設定は150%)画面が小さくなってしまうので注意が必要だ。スケーリングを調整したり、タップで画面を拡大させるとゲーム内のアイコン画像などが荒く見えるが、文字については解像度の高さがそのまま反映されるため、他のタブレットよりもきれいだった。

photophoto Atom搭載機などスペックが低いタブレットだと、Flashの読み出しが遅いためか、タイトル画面で警告画面が出る(写真=左)。ICONIA W3-810でプレイした場合の画面。画面のサイズは800×480ドットと決まっているため、画面解像度が上がると、ゲーム画面が相対的に小さくなっていく(写真=右)

 Surface RTおよび、Atom搭載機のICONIA W3-810と比較したときのメリットとデメリットを以下にまとめたので、参考にしてほしい。ひざに乗せるときやテーブルでKickstandを使える状況であれば、Surface Proが最も快適にプレイできる。

「艦これ」プレイ時のメリットとデメリット
機種 Surface Pro Surface RT Iconia W3-810
メリット Flashが滑らかに動く 端末の発熱がほぼない 小型軽量ボディで持ち運びやすい
画面が大きくボタンを押しやすい 片手で持ちながらのプレイも可能
デメリット 重い。端末を片手で持ちながらのプレイは厳しい Flashの動作がやや重く、起動に時間がかかる Flashの動作が重い、起動に時間がかかる
長時間プレイすると、背面が熱くなる 画面が小さく、ボタンが押しづらい
TNパネルを採用しているためか、画質がやや劣る
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