NECグループの最新技術展示イベント「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO 2013」開催海底から宇宙まで

» 2013年11月13日 17時00分 公開
[ITmedia]

 NECグループの最新技術・製品展示イベント「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO 2013」が、11月14日より東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催される。

 テーマは「人と地球にやさしい情報社会へ〜インフラで、未来を支える〜」。NECグループ各社の先端技術や製品をカテゴリ/商材ごとに展示する全110コマのブースに加え、国内外の第一人者による最新技術についての講演、NEC製品のユーザー導入事例や事業戦略を紹介する約100カテゴリのセミナーを実施する。

 セイフティやサイバーセキュリティ、交通、ヘルスケア、教育分野の「社会や暮らしを支える」事業分野、もの作りソリューション、購買、ワークスタイル変革とスマートデバイス、中小企業向けソリューションの「企業の価値創造を支える」事業分野、ビッグデータ運用、SDN(Software-Defined Network)ソリューション、クラウド・システム、スマートエネルギーの「社会やビジネスを変革するICT」事業分野、人工衛星技術や海底ケーブルシステムの「海底・宇宙」事業分野まで、NECグループの多岐に渡る事業分野をまとめて展示する。

photophotophoto セイフティ分野の研究展示「群衆行動解析」。映像から人々を塊として解析し、混雑環境での群衆の行動変化をとらえ、異常を推測するシステム。異常な混雑、集団で逃げる行動、取り囲む、違和感のある滞留──などを映像から検知し、同社独自のアルゴリズムで比較照合することで実現する
photophotophoto このほか、シート型センサーで人の動きと混雑状況を分析する技術も開発する。微弱な電波を発するシートを敷き、混雑度や足跡の向き、場合によっては人が倒れるなどの異常事態を検知することで通路の状況を把握できる。カメラで写さないため、プライバシーを尊重する場所での導入が期待される
photophotophotophoto ICTを活用した店舗向けソリューション事業分野には、リアルタイム画像認識技術を取り入れた新世代のPOSレジスターを展示。シールに記述されたバーコードをスキャンするものが一般的だが、シールを張りにくい商品もある。これを画像認識によって商品を識別するという仕組みだ。リンゴは色彩の特長などから「ジョナゴールド」か「ふじ」かを識別、メロンは「しわ」のでき具合でどの産地/どの農場で収穫され仕入れられたものか──などまで識別できてしまうのだという。画像データベースや商品データベースの蓄積とマッチング作業など、あるいは照明環境などある程度の条件は必要だが、現時点で識別率9割ほどまで高まっている
photophotophoto 「企業の価値創造を支える」事業分野は、13型クラス世界最軽量とするノートPC LaVie Zのビジネス向けモデル「VersaPro UltraLite タイプVG」、Windows/Androidを含むタブレット連携ソリューション、「ペーパーレス“役員”会議システム」などを展示。ペーパーレス役員会議システムは、ペーパーレス化推進のためLAN内で同じ会議資料を同時に視認できるようNECの役員会議用に開発されたものをビジネス向け商品に刷新して展開するものだが「(流れやハヤリで)iPad/タブレットを経費導入したはいいが、業務で使い勝手がなく実は困っている/もてあましている。何とか業務で活用しないとたたき上げを食らう」という会社役員層からのニーズが高まっている……ようだ
photophotophoto そして宇宙関連事業も。2013年9月に打ち上げられた“イプシロンロケット”に搭載された惑星分光観測衛星「ひさき(SPRINT-A)」、“はやぶさたん”の次世代型となる小惑星探査機「はやぶさ2」など先端技術を展示。これまで67基もの人工衛星を宇宙に送り込んだ
photophotophoto NECはザウバーF1チームのプレミアムパートナーでもある。会場にはプロドライバーがトレーニングに使うリアルシミュレータが設置されていた。F1カードゲームに挑戦し、規定タイム以内にカードをそろえると「シミュレータを体験」できる

 開催期間は2013年11月14日(木)〜15日(金)。入場は無料。


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