テスト環境 | |
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CPU | Core i7-4770K (3.5GHz/最大3.9GHz) |
マザーボード | ASRock Z87E-ITX |
グラフィックス | Intel HD Graphics 4600 (CPU内蔵) |
メモリ | UMAX Cetus DCDDR3-8GB-1600OC (PC3-12800 DIMM×2枚) |
システムストレージ | Crucial m4 (CT128M4SSD2) |
ストレージドライバ | IRST12.8.0.1016 |
OS | 64ビット版Windows 8.1 |
それでは、ストレージの性能を計測する各種ベンチマークテストの結果をチェックしていこう。テスト時のPC環境は右表の通りだ。
テスト結果のグラフには、2.5インチ最上位モデル「Samsung SSD 840 PRO」のスコアも併記した。
また、以前に掲載したSSD 840 EVO(2.5インチモデル)のレビュー時とは環境が変わっているが、一部のテストでは参考までにSSD 840 EVOの結果も掲載している。
まずは定番のCrystalDiskMark 3.0.2を実行した。計測データのサイズは、1000Mバイト、2000Mバイト、4000Mバイト。データパターンはすべてランダムだ。
2.5インチのSSD 840 EVOでも見られたことだが、1000Mバイト、2000Mバイトと違い、4000Mバイトではライト性能が大きく落ち込んた。これは今回テストした120Gバイトモデルのターボバッファ容量が3Gバイトであることが大きく影響している。
1000Mバイトと4000Mバイトのスコアを2.5インチ最上位モデルであるSamsung SSD 840 PROと比較すると、1000Mバイトでも、512Kライトやランダム4K(QD32)ライトのスコアでも落ち込みが目立つ。2.5インチのSSD 840 EVOではここまでの落ち込みは見られなかったが、QD1の4Kリード/ライトは非常に優秀で、QD32よりもQD1のパフォーマンスを重視したチューニングをより進めた結果かもしれない。
CrystalDiskMark 3.0.2(1000Mバイト/5回) 単位:Mバイト/秒 | |||
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製品名 | SSD 840 EVO mSATA (MZ-MTE120B/IT) | SSD 840 PRO (MZ-7PD256B/IT) | SSD 840 EVO (MZ-7YE250B/IT) ※参考 |
シーケンシャルリード | 529.9 | 541.9 | 523.7 |
シーケンシャルライト | 518 | 520.1 | 509.1 |
512K リード | 480.9 | 414 | 464.1 |
512K ライト | 268.6 | 509.4 | 357.4 |
4K リード | 39.67 | 39.51 | 32.54 |
4K ライト | 107.5 | 126.1 | 57.02 |
4K QD32 リード | 384.8 | 400.7 | 354.6 |
4K QD32 ライト | 162 | 341.9 | 257.5 |
CrystalDiskMark 3.0.2(4000Mバイト/5回) 単位:Mバイト/秒 | |||
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製品名 | SSD 840 EVO mSATA (MZ-MTE120B/IT) | SSD 840 PRO (MZ-7PD256B/IT) | SSD 840 EVO (MZ-7YE250B/IT) ※参考 |
シーケンシャルリード | 530.5 | 541.8 | 509.9 |
シーケンシャルライト | 309.3 | 520.8 | 393.7 |
512K リード | 467.8 | 491.8 | 442.6 |
512K ライト | 149.4 | 512.3 | 269.0 |
4K リード | 36.52 | 39.59 | 30.01 |
4K ライト | 107.8 | 126.3 | 59.20 |
4K QD32 リード | 372.4 | 400.4 | 354.2 |
4K QD32 ライト | 149.9 | 363.5 | 265.5 |
CrystalDiskMarkは定番のテストだが、1つの指標だけでは特性を見落とすことがある。今回は似たような基本テストができるソフトとして、テクシムが配布しているTxBench(0.95β)を利用した。計測サイズはデフォルトの512Mバイトと4096Mバイトの2種類を試している。
テスト結果の傾向はCrystalDiskMarkと似ており、ターボバッファサイズ(3Gバイト)を超える計測サイズの4096Mバイトでは書き込み性能が大きく落ちこんだ。CrystalDiskMarkよりもSSD 840 PROとのスコア差は開いたが、ターボバッファに収まる512Mバイトの計測サイズでは優秀なスコアをマークした。
TxBench 0.95(512MB) 単位:Mバイト/秒 | ||
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製品名 | SSD 840 EVO mSATA (MZ-MTE120B/IT) | SSD 840 PRO (MZ-7PD256B/IT) |
読み込み シーケンシャル最大128Kバイト QD32 | 553.8 | 557.485 |
書き込み シーケンシャル最大128Kバイト QD32 | 534.875 | 530.282 |
読み込み ランダム最大128Kバイト QD1 | 306.034 | 373.172 |
書き込み ランダム最大128Kバイト QD1 | 313.458 | 457.357 |
読み込み ランダム4Kバイト QD1 | 35.403 | 38.58 |
書き込み ランダム4Kバイト QD1 | 107.64 | 117.987 |
ランダム4Kバイト QD32 | 392.658 | 400.115 |
ランダム4Kバイト QD32 | 269.302 | 361.483 |
TxBench 0.95(4096MB) 単位:Mバイト/秒 | ||
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製品名 | SSD 840 EVO mSATA (MZ-MTE120B/IT) | SSD 840 PRO (MZ-7PD256B/IT) |
読み込み シーケンシャル最大128Kバイト QD32 | 552.578 | 557.364 |
書き込み シーケンシャル最大128Kバイト QD32 | 295.725 | 468.367 |
読み込み ランダム最大128Kバイト QD1 | 293.339 | 368.616 |
書き込み ランダム最大128Kバイト QD1 | 149.519 | 461.19 |
読み込み ランダム4Kバイト QD1 | 26.129 | 38.474 |
書き込み ランダム4Kバイト QD1 | 107.406 | 118.998 |
ランダム4Kバイト QD32 | 371.791 | 400.976 |
ランダム4Kバイト QD32 | 149.037 | 366.017 |
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