「Samsung SSD 840 EVO」徹底検証――“TurboWrite”で下克上の性能を発揮か?もはや普及モデルのSSDではない(1/6 ページ)

» 2013年07月26日 00時00分 公開
[鈴木雅暢,ITmedia]

「840 EVO」は日本で8月上旬に発売予定

「Samsung SSD 840 EVO」シリーズ

 Samsung Electronicsから最新のコンシューマー向けSSD「Samsung SSD 840 EVO」が登場した。

 2012年10月に発売された「Samsung SSD 840」の後継となるメインストリーム向けモデルで、最新のトリプルコアコントローラと、新プロセスルール製造のNANDフラッシュメモリを採用し、「TurboWrite Technology」を呼ばれる独自の高速化技術の導入により、840を大幅に上回る性能を実現していることが大きな特徴だ。

 国内では日本サムスン販売特約店のITGマーケティングが8月上旬に発売する予定だが、今回はいち早く250Gバイトモデル(MZ-7TE250B/IT)を入手できたので、性能や消費電力を従来機と比較しながら検証していこう。

チタニウムカラーのシンプルなデザイン

 Samsung SSD 840 EVOのボディデザインは、従来の840およびその上位モデル「Samsung SSD 840 PRO」を踏襲しつつ、ボディにチタニウムカラー(ラメの入ったダークグレー)、ワンポイントにブラックをあしらったシンプルなものだ。

 従来同様にボディのエッジをダイヤモンドカットしているが、今回はカットした後に塗装(蒸着)を行なっているため、エッジの反射は抑えられている。

 先日開催された「2013 Samsung SSD Global Summit」では、デザインチームのディレクターに話を聞く機会があったが、今回は普及モデルであることを意識してデザインしたという。

左上が840、右下が840 EVO。外装は840のほうが高級感がある。840 EVOはシンプルな仕上がりだ

 前回は840 PROと840で共通のデザインイメージを採用していたが、今回の840 EVOは、840 PROのラインとは差別化する意味で、同社ブランドにおけるプレミアムな意味を持つオレンジを使用せず、より大衆的なイメージを意識してシンプルにまとめたとのことだ。

 確かにじっくり見比べると構造的にも簡素で、ロゴのプリントなども840 PRO/840のほうがコストがかかっているように見える。もっとも、840 EVOのデザインも決して安物というイメージはなく、クールにまとまっている。プレミアムな840 PROのラインとのすみ分けとコストダウンをうまく行なっているといえそうだ。

 また、実際に手に持ってみると、軽さにも驚く。現状配布されている資料では「最大53グラム(1Tバイトモデル)」としか記載がないのだが、評価用の250Gバイトモデルを実測してみると、わずか43グラムしかなかった。モバイルノートPCのストレージ換装用途としてはこの点も魅力だろう。本体サイズは69.85(幅)×100(奥行き)×6.8(高さ)ミリと、約7ミリ厚のドライブだ。

カラーリングは、チタニウムカラー(ラメの入ったダークグレー)をベースに、ブラックのスクエアがアクセントになっている(写真=左)。ボディのエッジをダイヤモンドカットした後に塗装(蒸着)を行なっているため、反射は抑えめだ。試作機のためか、底面のラベルは角度がズレて貼られており、少々チープな印象を受ける(写真=右)
基板の長さは全体の半分以下しかない。250Gバイトモデルの実測は43グラムしかなかったが、その軽さもうなずける(写真=左)。基板の裏にはもう1枚のNANDフラッシュに、コントローラ、DRAMキャッシュが実装されている(写真=右)
NANDフラッシュの型番は「K90KGY8S7M-CCK0」とある(写真=左)。DRAMキャッシュ表面には「K4PG324EB-FGC2」とプリントされている。カバーを開けてみたところ(写真=右)。カバーは星型ネジ3本で固定されており、うち2つはラベルの下側に隠れている

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