多機能で使いやすいユーティリティ「Magician」が使えるのもSamsung SSDの魅力だが、SSD 840 EVO mSATAももちろん対応している。システム/ドライブ情報の確認、ベンチマークテスト、OS設定のSSD向け最適化、ファームウェアアップデートやSecure Eraceなど多彩な機能が用意されているほか、「RAPID Mode」という高速化機能も持つ。
このRAPID Modeは、メインメモリをキャッシュとして使うことによって高速化を行う。リード頻度の学習による先読みのほか、メインメモリにライトコマンドをキャッシュしておき、32キューまとめて実行するなど、SSDの特性に最適なアルゴリズムを採用している点が魅力だ。
試しにRAPID Modeを有効にしてベンチマークテストを実行してみたところ、CrystalDiskMark 3.0.2ではシーケンシャルリード/ライトで2倍近く、4Kリード/ライトは2倍以上のスコアをマークした。体感的にもキビキビとした軽快さが感じられる。


Magicianのステータス表示画面。システム情報では、AHCIモードが有効になっているかどうか、Serial ATA 6Gbpsポートに接続されているかどうか、といったことをチェックできる(画像=左)。これらは性能が出ない原因として、ありがちがなポイントだ。「OS Optimization」タブでは、SSDの特性を考慮したOS設定の最適化が簡単に行なえる(画像=中央)。性能、容量、信頼性、それぞれを優先したプリセットでの自動設定のほか、1つ1つの機能の内容を確認しながら設定することも可能だ。RAPID Modeはボタン1つですぐに有効にできる(画像=右)。解除することも簡単だ
SSD 840 EVO mSATAでRAPID Mode有効前のCrystalDiskMark 3.0.2スコア(画像=左)。同機能有効後のCrystalDiskMark 3.0.2スコア(画像=右)。シーケンシャルリード/ライトで2倍近く、4Kリード/ライトは2倍以上のスコアが出ているすでに2.5インチモデルが流通しているSSD 840 EVOのmSATA版ということで、性能面での目新しさはないが、SSD 840 EVOの2.5インチモデルに近い価格帯で流通するのであれば、非常に競争力が高い製品だろう。
自作市場ではフォームファクタのダウンサイジングを進める流れが確実にあり、Mini-ITX、NUCなどでmSATA SSDの需要はさらに増えてくると思われるだけに、大いに期待したいところだ。
また、1Tバイトの大容量モデルも用意されることから、Ultrabook、ノートPCのSSDの換装用途でも需要がありそうだ(もちろん、ユーザーによるストレージの交換はメーカー保証外の行為で、自己責任になることは注意していただきたい)。
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