「SFから現実へ」 インテルが推進する“タッチの次”の技術──「RealSense」:2014 International CES(2/2 ページ)

» 2014年01月07日 14時21分 公開
[鈴木淳也(Junya Suzuki),ITmedia]
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「RealSense」搭載デバイスも各ベンダーより登場

 今回の発表会の時間の大部分は、このRealSenseを用いたアプリケーションの数々のデモストレーションで占められた。RealSenseの仕組みは前述したKinectと同じで、カメラと深度センサーで構成される。従来のカメラでは平面的な情報しか取得できなかったが、RealSenseは深度センサーにより被写体の距離も測定し、その情報も活用することで、その位置関係を把握できる。

photophotophoto Microsoft+Skypeとの協業で、ビデオチャットの人物の背景を簡単にくりぬいて好きな画像に変更できる仕組みを用意する。これまでは単色のクロマキースクリーンを背景に置いて特定の色要素をくりぬくのが一般的だが、深度センサーがあればそのような仕掛けも必要ない(写真=左) Windows 8.1をハンドジェスチャーで操作。“つかむ”操作でクリック、“バイバイ”の操作で1つ前に戻る。画面にカーソルが出現するので、それを手で動かす、といった感じ(写真=中央) マイク越しに「Dragon Assistant」に命令することでPCを操作することも可能。これはレストラン検索を行ったところ(写真=右)
photophoto 目や口など顔の要素を追跡するフェイストラッキング機能。表情を読み取れるほか、視線で画面を操作することも可能である。例では、Googleストリートビューを視線のみでグリグリ動かしていた

 これにより、深度情報に合わせてカメラに写った映像を簡単に切り抜いたり、3Dオブジェクトの形状認識が簡単になったりと、さまざまな応用が可能になる。従来のカメラセンサー以上に情報取得量が増えるとともに、プロセッサの高速化も相まってオブジェクトの認識や3Dモデルの構築がほぼリアルタイムで可能になるというわけだ。

 こちら、本来のNIIまでにはまだ高いハードルは存在するだろうが、技術の進化がSFの世界を現実のものに近付ける試みが広がりつつある。ASUS、デル、レノボなど複数のベンダーもRealSense搭載ハードウェアを発表しており、一般ユーザーの手に届くものとなりつつある傾向だ。今後のPC、タブレット、スマートフォンを中心としたIT機器全般に搭載されるであろう機能として注目したい。

photophotophoto 手の形をそのままゲーム中に出現させて、そのジェスチャーで画面上を動く人々をゴールへと導くゲーム。レミングスを彷彿とさせる(写真=左) ユーザーが直接仮想環境に干渉できるアプリケーションのデモ。インタラクティブな絵本コンテンツもあり、教育用途を想定しているという(写真=中央) 3Dセンサーカメラが組み込まれたPCがベンダー各社から登場する(写真=右)

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