DirectX 9ベンチマークとしては、ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編と、ドラゴンクエストX目覚めし五つの種族オンライン ベンチマークソフトを用いた。
まず、より負荷の高いファイナルファンタジーXIVでは、GTX 750 Tiが高いパフォーマンスを示し、フルHDでも、60fpsに迫るフレームレートが得られた。一方、負荷の軽いドラゴンクエストXでは、GTX 750 TiよりもR7 260Xのほうが高スコアだった。もっとも、フルHDでも「とても快適」という評価であり、その上積み部分での違いなので、ゲームプレイに影響することはまずないだろう。
DirectX 11ベンチマークとしては、F1 2013、BATMAN ARKHAM ORIGINS、Battlefield 4を選んだ。まず、F1 2013は、1600×900ドット、1920×1080ドットでR7 260Xが高いフレームレートを出し、GTX 750 Tiは1280×720ドット時の高いフレームレートからすると落ち込んだ印象だ。特に1280×720ドットから1600×900ドットにかけての落ち込みは大きく、ドライバ側の問題かもしれない。
続くBATMAN ARKHAM ORIGINSは、逆にGTX 750 Tiが他を圧倒するフレームレートだった。Physicsが利用できるという点で、R7 260Xよりも有利ということも考えられるが、GTX 650に対しても大幅に高いフレームレートだ。
そしてBattlefield 4になると、またGTX 750 TiとR7 260Xがほぼ同等のパフォーマンスに落ち着いた。なお、今回比較しているのはDirectX 11版で、Mantle版ではない。Mantle版でのR7 260Xは、数fpsスコアを上積みしていたが、これについては次回、Mantleのベンチマーク記事で、検証方法を統一したうえで紹介しよう。なお、Battlefield 4をプレイするには60fps前後欲しいところであり、それを考慮すると、実用的な画質プリセットはフルHDで「中」あたりといえるだろう。
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