「G-GEAR note N1581J」――フルHDで新生FF14も最新FPSも思う存分楽しめる!!最新PC速攻レビュー(1/2 ページ)

» 2014年04月08日 11時48分 公開
[三枝正幸,ITmedia]
ココが「○」
・強力なCPUとGPUによる圧倒的な性能
・SteelSeries製キーボード
・ゲーマー仕様のKiller E2200
ココが「×」
・GPUの発熱で長時間利用時は性能の低下も
・ファン全開ボタン使用時はノイズが大きめ

はじめに:最新CPUと最新GPUを搭載した「G-GEAR」ノート

ツクモ「G-GEAR note N1581J」

 ゲーミングノートPC、それも最新FPSを楽しもうなんて野望を抱いた日には、これまでなら30万円台の出費を覚悟しなければならなかった。しかし時代は変わるもの。今や約半額の15万円前後で、最新FPSタイトル「Battlefield 4」をフルHDで遊べるノートPCが手に入るのだ。そんな“リアル”ゲーミングノートPC「G-GEAR note N1581J」を紹介しよう。

 N1581Jは、ツクモのゲーミングPCブランド「G-GEAR」の製品だ。液晶ディスプレイは15.6型フルHD(1920×1080ドット)で、ゲーミングノートPCとしては一般的なサイズと言ってよい。重量が約3.5キロあるため据え置き用途が中心となるが、いざという時には、持ち運ぶこともできる。そしてこのサイズであれば、高性能なCPUやGPUが搭載可能になる。

 今回紹介するのは、2モデルあるN1581Jのうち、SSD+HDDというストレージ構成をとる「N1581J-710/E」だ。もう1モデルはHDDのみのモデルで「N1581J-700/E」としてラインナップされている。標準構成で見ると、ストレージ以外は両モデル共通。CPUにはクアッドコアのCore i7-4700MQ(2.4GHz/最大3.4GHz)を、GPUにはNVIDIAの最新GPU「GeForce GTX 870M」を採用している。どちらもトップエンドではないがハイエンドに属するCPUとGPUで、特にGeForce GTX 870Mは、3月に発表されたばかりのまだ新しいGPUである。

CPUにはクアッドコアのCore i7-4700MQを採用。基本的にはデスクトップCPUのCore i7と同じで、Hyper-ThreadingやTurbo Boostにも対応する。定格クロックを低めに抑えることでTDPは47ワットに抑えられている

 Core i7-4700MQは、クアッドコアでHyper-Threadingにも対応しており、この点、デスクトップPC向けのクアッドコアCPUと変わらない。動作クロックは定格2.4GHz、Turbo Boost時で3.4GHz、3次キャッシュ容量は6Mバイトとなっている。もちろん、Quick Sync Videoも利用可能だ。

 なお、BTOでは、上位CPUのCore i7-4900MQ(4コア/8スレッド、定格2.8GHz、TB時3.8GHz、8Mバイト3次キャッシュ)や、下位CPUのCore i5-4200M(2コア/4スレッド、定格2.5GHz、TB時3.1GHz、3Mバイト3次キャッシュ)も用意されている。Core i7-4900MQは高額にはなるものの、動作クロックの向上や大容量3次キャッシュによるパフォーマンスアップが期待でき、一方のCore i5-4200Mはデュアルコアとなるものの執筆時で標準構成からさらに5400円ほど価格を抑えることができる。

 GPUは、前述のNVIDIA GeForce GTX 870Mで、このほかの選択肢は用意されていない。ただし、CPUに統合されたIntel HD 4600とを、NVIDIA Optimusテクノロジで自動的に切り替わる。3DゲームなどではGeForce GTX 870Mを、2Dが中心の作業ではIntel HD 4600を利用する仕様だ。また、動画のエンコードなどでは、ハードウェアエンコーダーとしてIntel Quick Sync Videoが認識される。

 さて、GeForce GTX 870Mの主な仕様は、CUDAコアが1344基、定格GPUクロックが941MHz、メモリクロックが5Gbpsで、N1581Jではブーストクロックが967MHzに設定されていた。グラフィックスメモリは接続バス幅が192ビット、容量が3GバイトのGDDR5となる。

GPUは、CPUに統合されているIntel HD 4600(画面=左)と、NVIDIA GeForce GTX 870M(画面=右)

 メモリは4Gバイト容量のDDR3L-1600 SODIMMを2枚搭載していた。スロットは2基。BTOでは8Gバイト×2枚の16Gバイト構成も用意されている。ストレージはSSDとHDDのハイブリッド構成だ。昨今、ノートPCにおけるこの手のハイブリッド構成は、mSATA SSD+2.5インチHDDという組み合わせが主流になっていた。ただしN1581Jでは、前モデルがこの構成だったのに対し、双方2.5インチという構成に戻している。mSATAもずいぶん普及してきたとはいえ、それはパーツショップやネット通販でのこと。地方の量販店で簡単に入手できるかというとまだ難しい。その点、2.5インチSSDであれば取り扱いも多い。万が一、ハードウェアトラブルが生じた際でも、簡単にドライブを交換できるという点は安心感がある。

 BTOメニューでは、SSD側の選択肢が128Gバイトまたは256Gバイト、HDD側の選択肢が500Gバイトまたは1Tバイトと、それらの組み合わせが可能となっている。SSDはSanDisk製、HDDはウェスタンデジタル製となっていた。

 なお、こうした2ドライブ構成の場合、OSやプログラム用としてSSDを、データ用としてHDDを利用するのが適している。PCの知識がある方なら、レジストリを設定することでユーザーフォルダをDドライブに移すなどの手段もとれる。一方で、BIOSを見てみると、RAIDに関する項目も見られる。自己責任ではあるが、2台同じドライブを組み合わせてRAIDを構築することもできそうだ。

 なお、光学ドライブは標準でDVDスーパーマルチドライブが搭載されている。BTOでBlu-ray Discドライブに変更することも可能だ。

底面のネジを外すことで簡単にカバーを外すことができる。ストレージは左上がSSD、右下がHDD。中央に2基のメモリスロットがあり、その上がGPU、右がCPUで、その2点からヒートパイプを介して右上のファンから冷却する。なお、左下がバッテリースペースだ(画面=左)。バッテリーを搭載するため、数時間程度であれば電源のない場所でも動作させることができる。GeForce GTX 870Mを搭載しているため、Battery Boostも利用可能だ。ACアダプタはいわゆる弁当箱サイズだが、シングルGPUなので大きいとはいえまだ常識的なサイズである(写真=右)

ボディと製品概要:ゲーマー向け仕様だが、やや落ち着いたデザイン

 それでは外観上の各部と、ネットワーク、内部に搭載された機能を見ていこう。まず、液晶ディスプレイは、輝度も高く視野角も広く感じた。特にパネルの種類を表記していないが、少なくともTNパネルではないと思われる。また、ノングレアパネルが採用されているため、室内の映り込みが気になることもない。

 なお、些細な点だが、従来モデルではベゼル部分が光沢仕様だったところ、N1581Jでは非光沢仕様に変わり、この点でも映りこみが気になるようなことがなくなっている。上部にはWebカメラを搭載しているが、この周囲のみメッキパーツが用いられており、自分の顔が映るため、角度の調整などで便利だ。

15.6型の、ノートPCとしては大きなパネルで、1920×1080ドットのフルHD解像度という仕様。ノングレア仕様だが、輝度が高く発色も鮮やか。液晶上部にはWebカメラを備え、その周囲だけミラー代わりのメッキパネルを備えている

液晶天板は、左右に凹みを持たせてメリハリを出しつつ、トップにG-GEARロゴを置くだけで、ゲーミングノートPCとしては比較的おとなしいデザイン。マット塗装だ(写真=左)。本体サイズは、396(幅)×278(奥行き)×56(高さ)ミリ。手前側の1番薄い部分でもかなりの厚みがある(写真=右)

 キーボードは、ゲーミングデバイスで知られるSteelSeries製のものが採用されている。ユニークなレイアウトで、例えば本来、左Ctrlと左Altの間にあるWindowsキーが、本製品ではスペースキーよりも右、カタカナ/ひらがな/ローマ字キーと右Ctrlの間に位置している。

 FPSゲームなどでは主に左手の位置に操作キーを配置しており、左Ctrlや左Alt、Zキーなども頻繁に押下することになるが、その際に誤ってWindowsキーを押し、画面が切り替わってしまうようなことも起こる。N1581Jの独特なキーレイアウトは、こうした誤打を防止するための措置だ。

 また、復数キーを連続で押した際に生じるゴースト効果を抑制したり、キー押下時の応答速度や耐久性といった点でもプロゲーマー仕様をうたっている。キーボードバックライトも備えており、部屋を暗くした際には青いLEDが、キーの刻印や周囲を照らしだす。

キーボードはゲームプレイ時の打ち間違えを抑える目的の特殊配列。耐久性やレスポンス、同時押しへの対応など、ゲーマー向けに設計されている。キーボード上部にはタッチセンサー式のファンクションキーが用意されており、光学ドライブのイジェクトや無線機能のオン/オフ、ファンを最大回転で回す機能などが利用できる(写真=左)。キーボード上部の左右にはスピーカーが搭載されている。ノートPC向けとしては比較的大きなスピーカーで、シルバーの縁取りがアクセント。なお、底面にはサブウーファも搭載している(写真=右)

 インタフェースは、右側面に光学ドライブ、USB 2.0×1、ヘッドフォン、マイク、ラインといった各種音声入出力端子を、左側面にUSB 3.0×3、カードリーダーを、そして背面にACアダプタ用ジャック、ギガビットLAN、Mini DisplayPort×2、HDMI×1を備える。ディスプレイ出力端子を豊富にそろえ、マルチディスプレイも可能だ。

 ネットワーク機能は、まず有線LANに1000BASE-T対応のKiller E2200を採用しているあたりがゲーマー向け。レイテンシの削減をうたうチップだ。一方、無線はIEEE802.11 ac/b/g/nとBluetooth 4.0に対応するIntel Dual Band Wireless-AC 7260を採用している。いわゆる“鉄板”の無線LANチップで、MiracastやIntel WiDiもサポートしている。オーディオ機能には、Sound BLASTER CINEMA対応の機能を搭載。ここもゲーマー向け仕様といえるだろう。

本体背面/左側面/右側面。オーディオ入出力端子やディスプレイ出力端子が豊富なほか、USB 3.0端子も3基備える

→PC USER特設ページ「eX.computer Lab」
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