なお、記者会見では日本マイクロソフトが行ってきたWindows XPのサポート終了に向けた移行支援施策、Windows XPとWindows 8.1のセキュリティ対策の違い、Windows XP発売時と現在のセキュリティリスクの変化など、これまで同社が発表した内容についても総括した。

Windows XPが発売された2001年当時と、2014年現在におけるPC環境の変化とテクノロジーの進歩(写真=左)。Windows 8.1は多層防御によって、Windows XPより強固なセキュリティを実現している。サイバー犯罪の攻撃者も2001年は愉快犯がほとんどだったが、現在は金銭目的や組織的な犯行、さらには国家的な攻撃など、被害規模が拡大している(写真=右)。「警察庁によると、2013年はオンラインバンクの不正送金で14億円の被害が出たが、今年は1〜2月だけで被害額が6億円にのぼっており、このペースだと昨年の倍以上になってしまう。こうした点からもOS自体のセキュリティ対策は非常に重要だ」(加治佐氏)
Windows XPはWindows 8に比べて21倍もマルウェアの感染率が高いことを示した独自データ(写真=左)。日本マイクロソフトは2013年4月9日から1年間をWindows XP移行支援強化期間と定め、経済産業省を主体として民間の機関も連携した啓発活動、最新環境への移行推進を行ってきた(写真=右)
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