G-Tuneちゃんの家に行ってみた――「Oculus Rift」のVR内装体験システムが面白いお宅拝見

» 2014年06月27日 12時27分 公開
[ITmedia]
Oculus Riftを使ってG-Tuneちゃんの自宅を実際に歩き回る

 マウスコンピューターは6月27日、ゲーミングPCブランド「G-Tune」のダイレクトショップ「G-Tune:Garage」で常設展示している「Oculus Rift」の体験用ソフトウェアに、「3DマイホームデザイナーPRO8」を追加し、同日より公開した。

 3DマイホームデザイナーPRO8は、住宅・建築を手軽に3D(立体)でシミュレーションできるソフトウェア。G-Tune:Garageの展示では、ヘッドマウントディスプレイのOculus Riftと組み合わせることにより、バーチャルリアリティ内装体験システムを構築している。今回はG-Tuneの公式マスコットキャラクターであるG-Tuneちゃんの自宅を制作し、G-Tuneちゃんたちがどんな家で暮らしているのかが分かる内容だ。

 これまでG-Tune:GarageのOculus体験コーナーは、フライトシューティングなど、ゲーム性の高い内容が多く、VR内装体験システムはやや異色。G-Tune担当の杉澤氏は「ヘッドマウントディスプレイを使ったバーチャルリアリティは、ゲームだけでなく、いろいろなビジネスに有用だと考えています。それは何よりも体験してもらえれば分かる。G-TuneはゲーミングPCですが、Oculusの可能性やOculusが普及することによって、結果的に高性能なPCのニーズが高まり、ゲームを超えたところでもG-Tuneブランドが広がれば」と今回の展示の背景を語る。

 早速体験してみたところ、確かに家の中を実際に歩いているような感覚で、建築図面が読めない筆者でも、どんな家でどのくらいの広さなのかが直感的に分かるのが新鮮だった。操作方法が独特で一般的なFPSゲームと異なるためややとまどったが、慣れてくると単純に家の中をうろついているだけでも楽しい。ちなみにG-Tuneちゃんの部屋は壁にぎっしりマンガ(?)が並んでいました。あー、確かにそれっぽい。

G-TuneちゃんとGちゃんの2人暮らし設定だが、すごく広い家でうらやましい。図面で書斎となっている場所がG-Tuneちゃんの部屋。操作方法は少し独特で、キーによる振り向き動作がないため、後ろを向きたいときはいったん後退するか、(Oculusを装着したユーザーが)実際に思いっきり振り向くしかない。ちなみに視線の水平方向はキーで変えられる。G-Tuneちゃんの側にいき、視線を足もとまで下げてから上を見上げてみたのは言うまでもない

 3Dマイホームデザイナーは、この種のソフトとしては非常に安価なコンシューマー版もラインアップされており、これから家を建てようと考えている一般ユーザーにも人気だ。お父さんが将来に備えて家を設計し、それをお母さんや子どもが実際に体験して意見を出し合う、そんな利用シーンにバーチャルリアリティの可能性を感じる。Oculus Rift対応3Dマイホームデザイナーの一般向け販売は時期未定(Oculusの一般販売開始後)とのことだが、興味のある方は一足先にG-Tune:Garageで体験してみてはいかがだろうか。

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