本命CPU「Core i7-4790K」登場、アキバでの評判は?古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2014年06月30日 11時32分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

「予約分でいったん満たされた感じです」――在庫十分な「Core i7-4790K」

ソフマップ秋葉原リユース総合館の店頭。“Devil's Canyon”が大々的に宣伝されている

 6月26日、「Devil's Canyon」こと、新世代Core i上位の倍率クロック可変モデル「Core i7-4790K」「Core i5-4690K」の販売が始まった。価格はi7-4790Kが4万円弱、i5-4690Kが2万7000円前後だ。i7-4790Kは4コア/8スレッドのCPUで、定格4.0GHz(Turbo Boost最大4.4GHz)となる。i5-4690Kは4コア/4スレッドで、定格3.5GHz(Turbo Boost時最大3.9GHz)。TDPはともに88ワットだ。

 どちらもアキバ全体でみると在庫は潤沢といえる。6月初旬に各ショップで販売予約が始まった当初は、Core i7-4790Kの入荷数を不安視する声が聞かれたが、「フタを開けてみると数量は十分でした。代理店にもストックは普通にあるようです」(TSUKUMO eX.)とのことで、金曜日時点でも売り切れの札を目にすることはなかった。

 売れ行きについては、「予約分で最初の需要が満たされて勢いはいったん止まりました。そんな激しく売れている感じはないです」(BUY MORE秋葉原本店)といったコメントが多い。とはいえ、落胆の色はない。パソコンショップ・アークは「現行のCore i上位かつ売れ筋の“末尾K”が普通に合流した印象です。ハイエンド志向やオーバークロッカーには安定した人気が得られると思います」と話していた。

 実際、Core i7-4790Kを購入してオーバークロックを楽しんでいるというある店員さんは「4.7GHzまではすんなり上げられました。ほかの個体もそういう場合が多いみたいです。そこから先は壁があって電圧が求められるようになりますが、発熱はそこまで上がらないので、茨の道ながらやりようはありますね」と話す。オーバークロック耐性には個体差があるが、この点について悪い評価は他店でも聞かなかった。

 なお、7月3日にはPentiumブランド20周年記念モデルであるHaswell Refreshの「Pentium G3258」が売り出される。こちらの販売予約も複数のショップで実施中だ。予価は8000円強となる。

インテル「Core i7-4790K」と「Core i5-4690K」(写真=左)。BUY MORE秋葉原本店の“殻割り”展示。Core i7-4770Kと中身を比較できる(写真=右)

※記事初出時、Core i7-4790Kの最大クロックを誤って記載しておりました。正しくは4.4GHzです。おわびして訂正いたします
       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー