リンクス、ECSの「LIVA」新モデルを8月9日から出荷開始日本でもデザインコンテストやりたいね(2/2 ページ)

» 2014年08月01日 00時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]
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予想以上に好調だったLIVA

 リンクスインターナショナルが取り扱う扱うモデルでは、ゴム足を取り付けたり、パッケージデザインを独自に用意したりと、オリジナルにはない付加価値を持たせている。今後の計画では無線LANやBluetooth接続でスマートフォンやタブレットの連携した利用場面も考えていくという。

 リンクスインターナショナル代表取締役の川島義之氏は、LIVAについて、当初流通経路を限定していたにもかかわらず、リテール向けが予想以上に好調だったとしたうえで、LIVAの新モデルが登場したタイミングでリンクスインターナショナルが販路を拡大していくと述べている。すでに、2000台用意した初期出荷分は予約だけで完売したという。今後も月当りの売り上げ台数2000台、年間で2万4000台を目標に掲げる。

 ECS台湾本社で、LIVAやマザーボード事業の責任者を務める林宏宇氏は、多くのユーザーからLIVAが支持された理由として、ユーザーがデスクトップPCに求める条件の変化を挙げている。特に日本では価格と省電力に対する要求が強く、そういう状況にあって多くのユーザーがデスクトップPCとしてLIVAを選択したと説明する。

 林氏は、デスクトップPCの主流は小型のベアボーンになるという見方を示し、LIVAはその第一歩だと位置づけたうえで、デスクトップPCが高機能で高性能のモデルと低価格のモデルとに二分化していく今後において、現在LIVAのロードマップが1年半先までできていることを明らかにした。その具体的な内容は明らかにしていないが、2013年の年末には新しいモデルが登場することを示唆している。

 なお、Windows 8.1 with Bingの取り扱いについては、PCパーツベンダーの競合他社(ただし、ASUSTeK Computerは除く)でも現在取り扱いがないことと、最初に取り扱いを始めた場合、価格設定で不利になることを挙げたうえで、現在、利益の視点から複数のプランを考えているとした。

競合するインテルのNUC、GIGABYTEのBRIXと比べてLIVAは価格競争力を訴求する(写真=左)。LIVAの利用場面として個人のセカンドマシンのほかに、企業や研究機関、教育機関における大量導入もアピールしている(写真=右)

ECSのマザーボードもMini-ITXモデルを主力に展開予定

 ECSでは、マザーボードの新モデルもリンクスインターナショナルの取り扱いで日本市場に出荷する。説明会では、Mini-ITXフォームファクタ準拠のモデルを主力としたラインアップを展示していたが、この中から、日本市場に投入するモデルや出荷時期、価格については未定としている。

「Z97I DRONE」は、Mini-ITXフォームファクタながらIntel Z97 Expressチップセットを搭載したゲーミングマザーボードだ。

「Z97-PK」もIntel Z97 Expressチップセットを搭載するmicro ATXフォームファクタモデルだ。2基のPCI Express x16対応スロットと6基のSerial ATA 6Gbpsを搭載する。そのほかのインタフェースとして、2基のUSB 3.0と4基のUSB 2.0、映像出力としてHDMIとDVI,アナログRGBを備える

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