初期状態で作られている共有フォルダは以下の通りだ。
Public
誰でも読み書きできる、デフォルトの共有フォルダ。
Web
Webサーバ機能を有効にした際のドキュメントルートとなるフォルダ。初期状態では管理者グループのみ読み書き可能。
この初期状態では管理者以外のユーザーは未登録のため、ファイル共有用に一般ユーザーを作成する。Windowsログイン時のユーザアカウント/パスワードで作成するとアクセスする際にアカウント情報を入力しなくて済む。
ユーザーを作成するには「アクセスコントロール」から「ローカルユーザー」を選択、「追加」ボタンをクリックして追加したいユーザの情報を入力する。
ユーザーを作成すると各ユーザーごとにHomeフォルダが作成される。このフォルダはほかのユーザーからは読み書きも、フォルダの存在自体を見ることもできない、各ユーザー専用のフォルダになる。個人用のデータを保存する場合にはHomeフォルダを使うといい。
ほかのユーザーとデータを共有したいが、Publicほどオープンにしたくない場合などには新たに共有フォルダを作成し、個別にアクセス権を設定する。例えば、限られた複数ユーザーでデータを共有する場合には特定ユーザーのみ読み書き可能にし、その他のユーザーはアクセス拒否にすればよい。
共有フォルダは「アクセスコントロール」の「共有フォルダ」から追加できる。
秘匿する必要はないが、勝手に消されると困るようなファイルは特定ユーザーのみ読み書き可能にし、guestに対して読み込みのみ許可しておく。そうすれば誰でも再生することはできるが、操作を誤って消してしまうということを防げる。特に自分で撮影した写真や動画など、PC以外から利用されるようなメディアファイルは再生できるアカウントと書き込みもできるアカウントをきちんと分けておくと運用しやすい。
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