インテルの最新技術を導入したPCについて利用場面にあわせた機能を紹介する「インテル テクノロジー&イノベーション・ツアー2014」の展示内容を10月7日に公開した。
会場は東京都千代田区にあるハウススタジオで、洋風のリビングや和風の居間にPCを設置して、生活シーンに即した利用場面を再現しつつ、RealSenceを使ったユーザーインタフェースや第4世代Coreプロセッサー・ファミリーを搭載したノートPCのパフォーマンス、そして、無線接続でPCを使いやすくする数々の機能を紹介している。
米Intel コンシューマーチャネルグループのギャリー・ウエイル氏は、第4世代Coreプロセッサー・ファミリーを搭載したノートPCとCore 2 Duo(プロセッサー・ナンバーは発言せず)を搭載する6年前に登場したノートPCを並べて、6年前のノートPCではPCの起動時間が1分程度かかり、4Kクラスの解像度を持つ動画の再生がスムーズでない一方で、第4世代Coreプロセッサー・ファミリーを搭載するノートPCでは、20秒程度でOSが起動し、4Kクラスの動画もスムーズに再生できることを紹介した。
同じく、米Intel コンシューマーチャネルグループのジェイエル・ミトラ氏は、3Dカメラを内蔵したノートPCでRealSenceを利用するアプリケーションを紹介し、ユーザーの手の形を認識してゲームのキャラクターが橋として使う「Warrior Wave」や、画面に配置したアイコンをカメラで認識した手で“たたいて”音を鳴らす「Kagura for PerC」、そして、カメラで認識したユーザーの目や鼻、口の位置や形に合わせてキャラクターの表情が変わる「Avatar表情トラッキング」といった、RealSenceの効果がよく分かるアプリケーションを自分で操作して説明した。
広い和室の応接間では、Androidタブレットを使った無線接続の利便性を紹介した。まず、タブレットでIPサイマルラジオサービス「Tuneln Radio」を視聴した状態で、Bluetooth接続のスピーカーから音楽を再生したほか、Widi対応USBトランスミッターを介してタブレットで受信したストリーミング動画コンテンツを離れた大画面テレビで再生できることを示した。
和風カフェを模した居間では、外出先から自宅に置いたPCに保存している画像ファイルをリモートアクセスを利用してドキュメントに貼付できることや、ビデオ会議システムでPC搭載のカメラで撮影した画像から自分だけを切り出して“不都合な背景”を消してしまう画像処理をリアルタイムで行うパフォーマンスを紹介している。
さらに、2015年に実用化を予定しているAlliance for Wireless Powerの「Rezence」に準拠するワイヤレス充電対応テーブルを使ったモバイルデバイスがいかに簡単かもアピールしていた。
なお、イベント会場にはCore Mを搭載するタブレットのリファレンスデザイン「Llama Mountain」や、同じくCore M-5Y10を搭載したパナソニックの新モデル「Let'snote RZ4」、“BayTrail Refuresh”のエントリーモデル「Atom Z3735G」を搭載した東芝の日本未発表低価格タブレット「Excite Go AT7-C8」など、新世代の省電力CPUを採用する製品を展示していた。
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