NVIDIAは、10月7日(現地時間)に、“Maxwell”世代のノートPC向けGPU「GeForce GTX 980M」「GeForce GTX 970M」を発表した。この新しいGPUを搭載するノートPCはASUS(G751)やMSI(GT72、GS60)のほか、GIGABYTEとClevoから登場する予定だ。
上位モデルのGeForce 980MはCUDA Coreを1536基内蔵する。コアのベースクロックは1038MHz。グラフィックメモリはGDDR5に対応して転送レートは2500Mbpsに相当する。メモリバス幅は256ビット。
GeForce GTX 970Mは、CUDA Coreを1280基内蔵する。コアのベースクロックは924MHz。グラフィックメモリはGDDR5に対応して転送レートは2500Mbpsに相当する。ただし、メモリバス幅は192ビット。
そのほかの仕様はGeForce GTX 980MもGeForce GTX 970Mも共通する。デスクトップPC向けのGPU「GeForce GTX 980」でも導入した「Dynamic Super Resolution」と「MFAA」、そして「VXGI」に対応する。
NVIDIAでは、デスクトップPC向けのGPUとノートPC向けのGPUでは同じ世代のアーキテクチャを導入していても性能に差があったが、その差がMaxwell世代では20%まで縮まったとしている。NVIDIAが公開した資料では、ゲームタイトルで測定したベンチマークテストの結果をGeForce GTX 680Mと比較した場合、GeForce GTX 980Mは2倍のスコアを出している。
設定ユーティリティ「GeForce Experience」では、フレームレートの上限を設定して省電力を図るBatteryBoostの設定で、ワンクリックでゲームタイトルと使っているシステムの構成にあわせて最適な状態にしてくれる「The one-click Optimize button」を用意した。
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