　ボディの質感、キーボードのバックライトや防水仕様、本体に収納できるタッチペン、インタフェースの種類や数など、カタログスペックに現れない部分も含め、細かい作り込みがなされている点も高評価したい。低価格帯ながら高い品質は、オーナーに所有する喜びを与えることだろう。また、基本設計がしっかりしていればこそ、必要に応じてBTOメニューでフルHD液晶や、Core i5、ハイブリッドHDDを選択できるのもありがたい。

　これに加えて、1年間の偶発損害保証（盗難対応オプション付き）が、エントリーモデルに標準で付加されている点は大きなアドバンテージだ（フルHD液晶モデルのみ、同損害保証はオプション扱い）。普段使いで、水をこぼしたり、落下などの危険はつきものだが、これらを包括して保証するサービスが標準で受けられるのは、頼もしい。

　13.3型モデルとしてはやや重く、突出したスペックや極薄ボディといった目立つ特徴こそないが、トータルバランスに優れており、今まで2in1を検討していなかったユーザーにも幅広くおすすめできる。

スペック詳細：「Inspiron 13 7000シリーズ 2 in 1」

今回テストしたInspiron 13 7000シリーズ 2 in 1のデバイスマネージャ画面


今回レビューした「Inspiron 13 7000シリーズ 2 in 1」の主な仕様
製品名	Inspiron 13 7000シリーズ 2 in 1（ベーシック・タッチパネル）
メーカー	デル
OS	64ビット版Windows 8.1 Update
本体サイズ（幅×奥行き×高さ）	約330.12×222×19.41ミリ
重量（実装値）	約1.66キロ（1.68キロ）
画面サイズ（液晶方式）	13.3型ワイド（IPS）、Truelife HDタッチパネルディスプレイ
アスペクト比	16：9
タッチパネル	静電容量式（収納式スタイラスペン付属）
デジタイザ	－
ディスプレイ解像度（画素密度）	1366×768ピクセル（約118ppi）
CPU（コア数／スレッド数）	Core i3-4010U（2／4）
動作周波数	1.7GHz
チップセット	CPU内蔵
vPro	－
GPU	Intel HD 4400 Graphics
メモリ	4Gバイト（DDR3L 1600MHz）
メモリスロット（空きスロット数）	1（0）
ストレージ（評価機実装）	500GバイトHDD（東芝「MQ01ABF050」）
ストレージフォームファクタ	7ミリ厚、2.5インチ
ストレージ接続インタフェース	Serial ATA 3Gbps
光学ドライブ	－
無線LAN	IEEE802.11b/g/n（Dell Wireless 1707）
Bluetooth	Bluetooth 4.0
NFC	－
有線LAN	－
ワイヤレスWAN	－
キーボード	日本語JIS 84キー
キートップ仕様・形状	アイソレーション
キーピッチ	非公開（実測：横19.15ミリ、縦17.9ミリ）
キーストローク	非公開（実測：1.2ミリ）
キーボードバックライト	白色LED（輝度センサーでのオン／オフ機能付き）
ポインティングデバイス	クリックパッド
主なインタフェース	USB 3.0×2（1基は電源オフチャージ対応）、USB 2.0×1、HDMI 1.4a出力、ヘッドフォン／マイクコンボ（3.5ミリ）、DC入力（丸型）、Webカメラ（イン約92万画素）
メモリカードスロット	2in1カードリーダー（SDXC対応SDメモリーカード／MMC）
SIMカードスロット	－
その他カードスロット	－
スピーカー（音質補正ソフトウェア）	ステレオ（Waves MAXX Audio Pro）
マイク	デュアル
指紋センサー	－
セキュリティデバイス	－
セキュリティロックポート	搭載（Noble Security）
バッテリー動作時間	最大約7時間
バッテリー仕様	43ワットアワー
ACアダプタ実測サイズ（幅×奥行き×高さ） ※プラグ含まず	46×107×28ミリ
ACアダプタ実測重量（本体のみ／ケーブル込み）	222グラム／324グラム
ACアダプタ出力仕様	19.5ボルト／3.34アンペア
ACアダプタ対応電圧	100～240ボルト（50／60Hz）
DC端子形状	丸形
プラグケーブル端子形状（ACアダプタ側）	3ピン
防水／防滴	防水設計キーボード（本体は防水ではない）
カラーバリエーション	サテンシルバー
オフィススイート	－　※BTO選択可
発売日	2014年6月10日
直販価格（税別、送料込み）	6万4796円