“第5世代Core”を積極採用、“KIRA”のアップデートも――東芝「dynabook」春モデルの見どころ2015年PC/タブレット春モデル(1/2 ページ)

» 2015年01月26日 12時00分 公開
[ITmedia]

春商戦に向けて16機種29モデルを一挙に投入

 東芝は1月26日、「dynabook」ブランドの2015年PC/タブレット春モデルを発表した。1月29日より順次発売する。

 今回店頭向け製品として発表したのは、以下の16機種(カラーバリエーションを含めると計29モデル)だ。ノートPCとデスクトップはOSに64ビット版Windows 8.1 Update、オフィススイートにOffice Home & Business Premium プラス Office 365 サービス(1年間)を採用し、タブレットは32ビット版Windows 8.1 with Bing、Office Home & Business 2013を搭載する。詳細はそれぞれの記事を参照いただきたい(製品名をクリックすると各記事へ移動)。

左が「dynabook KIRA L93」、右が「dynabook KIRA V83」
左が「dynabook T85」、右が「dynabook R83」
左が「dynabook Tab S50」、右が「dynabook Tab S38」
左が「dynabook D71」、右が「dynabook D61」

 春モデルは従来機からボディデザインを継承する一方で、13.3型コンバーチブル&デタッチャブルPC「dynabook KIRA L」シリーズ、13.3型プレミアムスリムノートPC「dynabook KIRA V」シリーズ、15.6型スタンダードノートPC「dynabook T」シリーズに、最新プロセッサの第5世代Core(開発コード名:Broadwell)を採用。CPUの電力効率向上により、処理性能およびグラフィックス性能を高めつつ、バッテリー駆動時間を延長した。

 さらにdynabook KIRA Vシリーズは、ノングレア(非光沢)液晶ディスプレイ搭載モデルや256GバイトSSD搭載モデルを用意。Microsoftが提唱する高精度タッチパッド機能「Precision Touchpad」に対応し、パームリジェクションを強化して操作性を高めたクリックパッド、バックライト輝度を3段階に調整できるキーボードも装備するなど、各部をアップデートしている。

 液晶一体型デスクトップPCの「dynabook D」シリーズには、入力時の静音性と安定性を高めつつ小型化もしたコンパクトなワイヤレスキーボードと、それにデザインを合わせた新型ワイヤレスレーザーマウスを付属した。

 ソフトウェア面では、スマートフォンとの連携を強化。独自の写真管理アプリ「思い出フォトビューア」はdynabookシリーズにプリインストールされるWindows版(機能強化版も配布予定)、iOS版に加えて、Android版も用意した。顔検出エンジンを活用した子供の成長記録機能、その場で撮影した人物の顔写真を検索キーとした写真検索機能、ePUB3形式への出力機能なども追加している。

 また、dynabookシリーズ内蔵のスピーカーをスマートデバイスのBluetoothスピーカーとして利用できる「ワイヤレスミュージック」機能、製品版と同じ14種類のテンプレートを備えた動画編集ソフト「Corel VideoStudio X7 VE for TOSHIBA」を採用する。

 そのほか、dynabook KIRA Lシリーズは同社のペン付きタブレットに採用した独自のノートアプリ「Tru」シリーズを追加、dynabook KIRA Vシリーズはカラーマネジメントアプリ「Chroma Tune for TOSHIBA」を搭載した(dynabook KIRA Lは前機種から搭載)。

継続販売モデルとWebオリジナルモデル新機種も

 今回モデルチェンジが行われなかった以下の店頭モデルは継続販売となる。

 なお東芝は同日、直販サイト「東芝ダイレクト」で販売するWebオリジナルモデルも発表した。店頭モデルに比べて、製品によってより高いスペックや価格重視の構成を選択できる。店頭モデルに該当するモデルがない完全なWebオリジナルモデル「dynabook R63」も用意している。

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