Lenovoは、5月26日に北京の本社にて、AP(アジア・パシフィック地域)のメディアブリーフィングを行ない、PC企業からテクノロジーリーダーへの進化を目指す決意を表明した。また、合わせて新しいデザインとなったブランドロゴを発表している。
アジアパシフィック地域の総責任者を務めるロードリック・ラピン氏は、Lenovoが世界160カ国で46億ドルを売り上げる企業に成長したとし、IBMのPC事業をはじめ、NECのPC事業、Motorola Mobilityなどの買収統合を手段として活用しながら成長してきたことを紹介した。
続いて、グローバル市場において2年連続でPC市場のトップシェアを獲得したことをアピールするとともに、タブレット、スマートフォンでも急成長を遂げ、第3位シェアを獲得していることを強調した。スマートフォンでの3位獲得には、2014年のMotorola Mobility買収が貢献しており、今後は「デュアルブランド戦略」(Dual Brand Strategy)として、LenovoとMotorola、2つのブランドを使い分けていくと語った。
2014年にIBMのx86サーバー事業(System x部門)を買収したことで、従来から展開しているThink Server事業と合わせてエンタープライズ市場でもHewlett-Packard、DELLに続く3位に浮上し、今後、収益の大きな成長が見込めるとした。クラウドサービスもグローバルで多数のユーザーが利用していることを挙げ、Lenovoにおける収益構造の多様化とグローバル化を訴求し、PCメーカーから、PC、タブレット、スマートフォン、エンタープライス、サービス、多様なテクノロジーサービスを提供するグローバルブランドへ進化していることを印象づけた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.