11.6型ディスプレイ2in1 PC「HP Pavilion 11-k000 x360」の“7万円前後の使い勝手”を試す(後編)“Braswell”Celeonの性能は?(2/2 ページ)

» 2015年08月28日 12時28分 公開
[長浜和也ITmedia]
前のページへ 1|2       

キーボードの右側がなんか温かいんだから

 ストレージデバイスの性能を評価するCrystalDiskMarkは、従来バージョンの「3.0.4」と新しいい「4.1.0」を実行した。なお、デバイスマネージャーで確認した評価機材が搭載するストレージデバイスは「ST500LM000-1EJ162-SSHD」だった。

CrystalDiskMark 3.0.4(写真=左)とCrystalDiskMark 4.1.0(写真=右)

 グラフィックス、特にゲームにおける描画処理能力を測定する「3DMark」では、最も負荷の軽いIce Stormで「15904」、エントリークラスのノートPCが対象のCloud Gateで「1297」、そして、ゲーミングノートPCが対象のSky Diverで「881」となった。

3DMark:Ice Storm

3DMark:Cloud Gate

3DMark:Sky Drive

 高負荷をかけて動作したときのCPU温度とキーボード面の表面温度は、室温25.9度の状態で、3DMarkのCloud Gateを2回実行したあとに、放射温度計で9カ所を測定し、CPU温度は「HWiNFO32」Sencor StatusのCPU温度最大値からとっている。キーボード面の表面温度は中央から左下の領域で33度台以下に保っているが、上側から右側にかけて温度が高く、右側中央部で39度と最も高い温度を示した。また、HWiNFO32によるCPUの温度は最高で73度となっている。

「HWiNFO32」Sencor Statusで確認した3DMarkのCloud Gate中におけるCPU温度

3DMarkのCloud Gateを2回実行した直後に測定した背面温度

柔軟な利用スタイルと個性的なボディカラーを優先したいユーザーに選んでもらいたい

 システムメモリを4Gバイト載せているので、Windows 8.1 Updateを導入したシステムでも、システムメモリ容量が2Gバイトの格安タブレットと比べて挙動は快適だが、64ビット版のOSを導入していることを考えると、増設した構成を希望するユーザーがいるかもしれない。

 前編でも言及したように、キーボードはキーピッチとストロークは問題なく、力を入れてタイプしてもキーボードユニットはたわまず、かつ、キーユニットそのものもぐらつかない。安定したタイプで長時間のタイプでもストレスはない。安心して文字入力作業が行える。

 ディスプレイを360度開くとタブレットのように使えるスタイルになるが、本体の重さが約1.48キロと、本体を持って常時使うのは現実的ではない。机のないところ、もしくは、屋外でどうしても立って使う必要がある場合の補助的なスタイルと考えるのが妥当だ。一方で、狭い場所でも使えるテントモードは、コンテンツ再生目的で使うユーザーにとって最も使いやすく、最も使う機会が多くなるはずだ。

 ディスプレイが360度開くタイプの2in1 PCはレノボ・ジャパンのYOGAシリーズややNECのLAVIE Hybridシリーズ、パナソニックのLet'snoteシリーズと多数あるが、その中で、Pavilion x360のアドバンテージとなるのは、7万円前後の価格と評価機材の「ミンティグリーン」、または、「サンセットレッド」といった、ほかのモデルにはないテイストのボディカラーになる。特に家から持ち出して“ほかの人の目に触れる”場所で使うPCに対して、見た目の個性を重視するユーザーには、Pavilion x360のカラーバリエーションは重要な選択項目になるだろう。


デバイスマネージャーで確認したPavilion x360評価機材のシステム構成
HP Directplus -HP公式オンラインストア-

関連キーワード

HP Pavilion | 2in1 | Celeron | ノートPC


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月27日 更新
  1. エアコンがない部屋を冷やせる「Dreemstar 冷風扇」がセールで50%オフの9980円に (2026年07月23日)
  2. 64GBメモリ/2TBストレージ/Ryzen AI Max+ 395搭載のハイエンドミニPC「MINISFORUM MS-S1 MAX」がタイムセールで27%オフの43万2799円に (2026年07月25日)
  3. NVIDIAが次世代AI超解像技術「DLSS 5」の今秋投入を明らかに/MicrosoftとMistralが欧州におけるAI演算能力の拡大で戦略的提携を発表 (2026年07月26日)
  4. 高価なグラフィックスカードを守る「過熱保護ケーブル」に注目! 夏を乗り切るNoctua製簡易水冷も販路拡大で続々入荷 (2026年07月25日)
  5. 鳴り物入りで登場した「Copilotキー」が早くもお蔵入りか──チャットボットからAIエージェントへの移行が示すMicrosoftの誤算 (2026年07月27日)
  6. プラネックス、10GbE接続に対応した5ポート搭載アンマネージドスイッチ (2026年07月24日)
  7. 実売2万円切りで実働10日間のバッテリー駆動! 「Amazfit Bip Max」は初めてのスマートウォッチに最適か (2026年07月24日)
  8. 東レの最新カーボン技術で約999gと長時間バッテリーを両立させた“法人向けLAVIE”が登場 ブランド統一の背景とは (2026年07月23日)
  9. Arm版Windows 11は“普通”に使えるのか? 「FMV UQ-L1」で試して分かった快適さと“鬼門” (2026年07月22日)
  10. 背中に「インテル、付いてる」ロボットも登場! 40年の実績を持つロボティクス分野で攻勢をかけるワケ (2026年07月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー