モバイルデバイス向けのラインアップで行ったベンチマークテストの結果に関しては、セッションで評価用の機材を用意しておらず、Intelが提供したスコアを公開するのみであった。
ベンチマークテストの結果を公開したのは、Core m7-6Y75のTDP4.5ワット版と、cTDPにより7.5ワットに引き上げて、動作クロックも300MHzアップの1.5GHz動作とした環境、それと、TDP15ワット版のCore i7-6600Uと、TDP45ワット版のCore i7-6920HQの3モデル4環境だ。ベンチマークテストを行ったときの構成は、システムメモリは、Core m7がDDR3-1600、Core i7がDDR4-2133を、いずれも8Gバイト載せていた。ストレージにはIntel SSD 535 240Gバイトを搭載し、OSはデスクトップ環境と同じく64ビット版 Windows 10 Proを導入した。
テストを行ったCPUの主要スペック | Core i7-6920HQ | Core i7-6600U | Core m7-6Y75 7W | Core m7-6Y75 4.5W |
---|---|---|---|---|
Core | 4 | 2 | 2 | 2 |
Thread | 8 | 4 | 4 | 4 |
Clock | 2,9GHz | 2.6GHz | 1.5GHz | 1.2GHz |
Max Turbo Boost Clock | 3.8GHz | 3.4GHz | 3.1GHz | 3.1GHz |
TDP | 45W Nominal | 15W Nominal | 7W cTDP | 4.5W cTDP |
Graphics | Intel HD Graphics 530 | Intel HD Graphics 520 | Intel HD Graphics 515 | |
CINEBENCH R15の結果では、CPUのマルチスレッド性能で4コア8スレッドのCore i7-6920HQが飛び抜けたスコアを示し、2コア4スレッドのCore i7-6600U、Core m7と続く。実際のアプリケーション性能を測るSYSMark 2014でも同様に、Core i7-6920HQとほかのCPUの性能差が明確だが、PCMark8 v2では、どのワークロードでもその差がかなり少なくなる傾向が確認できた。一方、3D性能については、3製品ともグラフィックスコアがHD Graphics 500シリーズということもあって“序列”通りの結果となった。
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