現地潜入測定! ヨドバシカメラ「スペシャリスト」の“PC DIYスキル”を試す「電源ユニットは“ぜいたく”してください」(2/4 ページ)

» 2015年09月03日 18時00分 公開
[石川ひさよしITmedia]

やっぱりいま買うならSkylakeでしょう

 最初に向かったのはCPUコーナーだ。CPUは、レジカウンターの正面、陳列棚のエンドにあるショーケースに収めている。

CPUコーナーには代表的なモデルが並んでいる。PCパーツコーナー全般にいえることだが、ほとんどはレジカウンター内に在庫を置いているスタイルだ。コーナーには「コンピューター上の様々な計算処理を行うパーツです」と初心者向けの解説も用意している

 自分で組むPCのパーツを選ぶ場合、「そのPCで何をするのか」と考えておくのが重要で、その要となるのはCPUになる。「ゲーミングPC」では、ハイエンドモデルになるわけだが、そのなかでも「どういったゲームジャンルを動かすのか。具体的なゲームタイトルが分かってるとCPUを選びやすくなる」と木村さんはアドバイスする。

 具体的な製品選びでは、コア数やHyper-Threadingの対応非対応の違いといったCPUスペックの意味から登場したばかりの“Skylake”世代の特徴、そして、選択候補として“Haswell-E”の特徴についてもレクチャーしてくれた。また、2015年8月後半の時期では、“Skylake”世代のラインアップとして「Core i7-6700K」と「Core i5-6600K」はあったが。そのどちらを選ぶポイントとして、パフォーマンスを求めるのであればCore i7-6700K、価格と“今すぐ使いたい”であるならCore i5-6600Kと説明してくれた。

 また、最近見聞きする機会が増えている“4K”コンテンツの対応についても、「PCゲームでは、GPUと比べてCPUの役割は比較的低いですが、4Kなどのように解像度や画質オプションを引き上げつつフレームレートを落とさないようにするなら、システムメモリが重要になります。そのため、DDR3よりもデータ転送レートが速いDDR4を選ぶのが望ましいでしょう」というアドバイスもあり、“Skylake”世代のCPUとDDR4の組み合わせが使えるプラットフォームという基本構成を決定して、CPUについては、Core i7の在庫がないタイミングだったが、取り寄せは可能ということで、Core i7-6700Kを選んだ。

マザーボードの“メリハリ”を考える

 ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaのマザーボードコーナーは、ショーケース6つほどの大きさだ。メーカー別に分けて、1列の通りの左右にショーケースが並んでいる。振り返れば対面のショーケースにも別メーカーの製品を並べているので、移動最小限ですべてのメーカーのマザーボードが比較できる。

マザーボードなど、基本的にメーカー別の展示となるので統一感がある。品ぞろえはメインストリームプラットフォーム中心に豊富だ

 Skylake対応マザーボードは、最新であるだけに流通量が心配なところだが、種類も豊富に展示していた。最近ではマザーボードのラインアップを、スタンダード系列とゲーミング系列に分けるベンダーが多く、ゲーミングPCの自作では、やはり「ゲーミングマザーボード」のラインアップがいいとのアドバイスだ。

 製品の検討では、ゲーム用の機能やオプションが決め手になる。ただ、ゲーミングマザーボードのラインアップでは、上は7万円台、下は2万円前後と価格の幅が大きい。こうした幅広いモデルからどのグレードを選べばよいか。そのヒントとして木村氏は、「Skylake対応マザーボードの売れ筋はやはり2〜3万円台の製品」と教えてくれた。それよりも上の価格帯の製品になると「指名買い」がほとんどだそうだ。

 その上で今回選んだのはGIGABYTEの「GA-Z170X-Gaming 3」だ。8月後半における実売価格は2万1490円だ。3万円を超るマザーボードも人気だが、ここは、グラフィックスカードのことを考えて、マザーボードでは価格を抑えておくというのも有効な戦術だ。

メモリで迷うのは容量だけじゃない

 CPUとマザーボードを“Skylake対応”で選んだことで、システムメモリは必然的にDDR4になる。バルクメモリコーナー(ヨドバシカメラでは、アイ・オー・データ機器やバッファローといった国内メーカー製をリテール、それ以外をバルクとして扱っている)はショーケース2つ分を確保している。DDR4メモリは、CrucialとPanramの製品をそろえていた。売り場のほとんどはまだDDR3メモリが占めている。ただ、DDR3メモリで見るとG.SkillやTeamといった通好みのメーカーも並んでいる。今後、普及に合わせてDDR4メモリも品ぞろえを拡充していくとのことだ。

意外とマニアックなメーカーの品もあるメモリコーナー。DDR4メモリはまだ2メーカーだが、オーバークロックメモリも取り扱っている

 メモリ選びで悩むのは容量と組み合わせだ。容量でいえば、DDR4世代でもトータル16Gバイトは用意しておきたい。そして、トータル16Gバイトとなると、8Gバイトを2枚なのか、4Gバイトを4枚なのかという選択で悩むことになる。メモリベンダーでは、4Gバイト4枚の構成を主にHaswell-E向けとして製品を用意しており価格も割り安になっている。8Gバイト2枚のパッケージは割り高だが、システムメモリはPCパーツで安定性に大きく影響する部分なので、安定したゲーム動作を望むなら8Gバイト2枚の構成が安心だ。

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