「Z170A XPOWER GAMING TITANIUM EDITION」は、ATXフォームファクタのLGA1151ソケット対応マザーボードだ。チップセットはIntel Z170 Expressを採用しており、“Skylake”世代の対応CPUを組み合わせることで、倍率変更によるCPUのオーバークロック、オーバークロックメモリの使用が可能だ。
拡張スロットは、PCI Express 3.0 x16対応スロットが4基、x1対応スロットが3基というレイアウトだ。4基あるx16対応スロットのレーン数設定は、x16/−/−/x4、x8/−/x8/x4、x8/x4/x4/x4となる。マルチGPUサポートは、CrossFireが4-way、SLIは2-wayまで。
メモリスロットは4基。オーバークロックでは最大DDR4-4000まで設定できる。検証作業をした9月下旬時点で、互換性リストにはAvexirのDDR4-3733メモリを掲載していた。基板には、DDR4メモリの安定動作を目指す「DDR4 BOOST」回路や、XMPの状況を確認できる「XMP LED」などを備えている。
ストレージ用インタフェースは、チップセットが制御するSerial ATA 6Gbps対応を6基(SATA Express2基としても利用可能だ)に加え、ASMedia ASM1061チップセットで制御するSerial ATA 6Gbps 2基を追加している。また、PCI Express Gen3 x4接続のM.2も2基備えている。M.2やSATA Expressは帯域を共有するので、M.2を1基使う場合は、残りがSATA×6、M.2を2基使う場合はSATA Expressを1基とSATAを2基といった具合で、使用できるSerial ATAの数が変わる。さらに、チップセット側のSerial ATAとASMedia側のSerial ATAで、接続できるコネクタの位置も変わるため、マニュアルをよく確認する必要がある。
USBに関しては、ASMedia ASM1142が制御する2基のUSB 3.1と、チップセットが制御する7基のUSB 3.0と7基のUSB 2.0×7を用意する。このうち。1基のUSB 3.0は、Type-Aを基板上に配置するなど、変則的なレイアウトだ。これは、後述するオーバークロック設定における利便性の向上を図ったためだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.