自宅のNASをDropboxやOneDriveと連携させるSynologyで始めるNAS入門 第4回(3/5 ページ)

» 2015年12月29日 16時03分 公開
[山口真弘ITmedia]

オンラインストレージ内のデータをNASと同期する

 DropboxやOneDrive、Googleドライブなどオンラインストレージに、さまざまなデータを保存している人は多いことだろう。これらのデータの中には、オンラインストレージ上にしか存在しないデータもあるはずだ。もしオンラインストレージがアクセス不能になったり、何らかのトラブルでアカウントが停止されれば、これらのデータを救出する術は失われてしまう。

 SynologyのNASであれば、PCを一切経由することなく、NASとオンラインストレージの間で直接同期が行えるので、オンラインストレージが利用できない時にNAS上の複製を使って作業を進めたり、あるいはNASにアクセスできなくなった時にオンラインストレージ上のデータから作業を再開したりと、ダウンタイムなしで作業を継続できる。

 オンラインストレージとの同期には、「Cloud Sync」というアプリをNASにインストールする必要がある。DropboxやOneDrive、Googleドライブ、Boxなど、十数種類のオンラインストレージに対応しているので、任意のオンラインストレージと同期対象フォルダを指定しておけば、あとは自動的にデータのやり取りが行われる。オンラインストレージからNASへのバックアップだけでなく、NASからオンラインストレージへのアップロードに絞って利用することも可能だ。

「Cloud Sync」。指定したオンラインストレージとの間でデータを同期できる

十数種類のオンラインストレージに対応している。国内でのメジャーどころでは、DropboxやOneDrive、Googleドライブ、Boxあたりだろうか

どのフォルダを同期対象とするか指定する

ファイルサイズおよびファイル形式でフィルタリングが可能。拡張子の指定もできる

ローカルでファイルを削除した場合にオンラインストレージにも反映させるかどうか、同期の方向を指定できる

履歴タブではファイルのアップロード/ダウンロードの履歴が見られる

 ちなみにこのオンラインストレージとの同期機能は、他社のNASでも対応としている場合があるが、DropboxとOneDriveという2大サービスに両対応しているメーカー自体が少ないことに加え、対応としている他社製品も、同期対象に指定できるのはあらかじめ用意されたフォルダだけで、この機能を使うためだけにわざわざファイルの置き場所を変えなくてはいけなかったりと、あまり使い勝手はよくない。

 その点、SynologyのNASでは、任意のフォルダを同期対象にできるため、すでにNAS内にフォルダの階層構造ができあがっている場合も、それらを変更せずに導入できる。ファイルサイズやファイル形式でのフィルタリングも可能なので、不要なファイルを同期対象から外して容量を節約できるのも利点だ。

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