「Surface Pro 4」Core i7上位モデルに23万円強の価値はあるか?パフォーマンスを徹底検証(4/8 ページ)

» 2016年02月24日 13時00分 公開
[鈴木雅暢ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

3D描画性能は期待通りの高性能を発揮

 3D描画性能のテストは、Futuremarkの3DMarkで行った。メインストリームPC(CPU内蔵GPUシステム)向けのテストは、Sky DiverとCloud Gateで、前者がDirectX 11ベース、後者がDirectX 10ベースのテストだ。FireStrikeは、描画負荷が高く、ゲーミングPC(グラフィックスカード搭載システム)向けのテストだ。また、Ice Storm Unlimitedは、スマートフォンやタブレットが対象だが、参考までに掲載している。

 ここでは、各項目の内訳にも注目したい。ゲームシーンの描画フレームレートからスコアを出すGraphics Scoreは純粋な描画性能の目安、CPUで物理演算を行うPhysics ScoreはCPUのマルチスレッド性能、Combined ScoreはCPUとGPUが連携して演算を行うテストの結果を示しており、GPU性能の目安になる。

 また、上位のテストほどスコア算出段階におけるGraphicsの比重が高く、Fire Strikeでは、Physicsが総合スコアに占める割合はごくわずかである。

 Core i5モデルとの差を各項目の総合テストで見ると、FireStrikeで39%、SkyDiverで33%、Cloud Gateで24%と、描画負荷が高く、Graphicsの比重が高いテストほど差が大きい。SkyDiverの各項目を比較すると、Graphicsで37.1%、Physicsで14.2%、Combinedで28.1%と純粋な描画性能の差は総合スコア以上に大きいことが分かる。

 SkyDiverでSurface Pro 3と比べると、総合スコアで79%アップと圧倒しているが、最も差が大きいのはCombinedで107%アップ、つまり2倍以上のスコアをマークしている。これは第5世代Coreプロセッサ以降で、CPUとGPUの仮想メモリ空間共有など連携に関する機能が強化されていることが大きいと思われる。

3DMark 1.5.915のスコア比較
3DMark 1.5.915 Surface Pro 4(Core i7) Surface Pro 4(Core i5) Surface Pro 3
FireStrike 1192 858 607
Graphics Score 1256 929 660
Physics Score 5467 4781 3839
Combined Score 468 307 213
Sky Diver 4890 3676 2732
Graphics Score 4838 3530 2672
Physics Score 5461 4781 3764
Combined Score 4552 3553 2191
Cloud Gate 7477 6032 4864
Graphics Score 11259 7783 6312
Physics Score 3437 3376 2699
ICE Storm Unlimited 84878 66308 48473
Graphics Score 109214 78857 55263
Physics Score 47687 42588 33897

 FINAL FANTASY XIV:蒼天のイシュガルドベンチマークも実行した。3DMark以上に大きな性能差がついており、DirectX 9モードの標準品質(ノートPC)では、1280×720ピクセルで「とても快適」、1920×1080ピクセルでも「快適」評価のスコアが出ている。

Surface Pro 4 Core i7モデルのFINAL FANTASY XIV:蒼天のイシュガルドベンチマーク(DirectX 9/標準品質/1280×720)スコア
Surface Pro 4 Core i7モデルのFINAL FANTASY XIV:蒼天のイシュガルドベンチマーク(DirectX 9/標準品質/1920×1080)スコア
Surface Pro 4 Core i7モデルのFINAL FANTASY XIV:蒼天のイシュガルドベンチマーク(DirectX 11/標準品質/1280×720)スコア
Surface Pro 4 Core i7モデルのFINAL FANTASY XIV:蒼天のイシュガルドベンチマーク(DirectX 11/標準品質/1920×1080)スコア
FINAL FANTASY XIV:蒼天のイシュガルドベンチマークのスコア比較
FINAL FANTASY XIV:蒼天のイシュガルド Surface Pro 4(Core i7) Surface Pro 4(Core i5) Surface Pro 3
標準品質(ノートPC)/1920×1080(DX11) 2505(やや快適) 1925(設定変更を推奨) 843(動作困難)
標準品質(ノートPC)/1280×720(DX11) 4344(快適) 3698(快適) 2173(普通)
標準品質(ノートPC)/1920×1080(DX9 ) 3879(快適) 2855(やや快適) 1320(設定変更が必要)
標準品質(ノートPC)/1280×720(DX9) 6671(とても快適) 4961(快適) 2774(やや快適)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月01日 更新
  1. NVIDIAがPC向けArm SoC「N1/N1X」で帰還? Windowsとの“匂わせ”から読み解く次世代ハードとPC市場 (2026年05月31日)
  2. ついに日本でも販売を開始したAIグラス「Ray-Ban Meta(Gen 2)」実機レビュー 完成度は高いが課題も (2026年05月29日)
  3. Appleが新しい画像圧縮技術「PICO」をGitHubで発表/「Googlebook」はArmベースのSoCを採用 (2026年05月31日)
  4. 「実は社長を狙ってました(笑)」──元日本MS幹部が語るグーグル・クラウドへ移籍した理由と「伸び代しかない」日本のAI市場の今後 (2026年05月27日)
  5. 鍵を取り出す手間を省いて指紋やカードで解錠できる「キャンディハウス セサミタッチプロ」が15%オフの5508円に (2026年05月29日)
  6. 片手で持てる55万円の超ハイスペックミニPC「MINIX ER939-AI」が登場! 夏向け冷却台の新製品も (2026年05月30日)
  7. 鉄道運転シミュレーターが楽しくなる! 「ズイキマスコンPRO」(クラファン版)を買って使ってみた (2026年05月29日)
  8. スマートウォッチとの“2台持ち”がはかどる! 約12gで画面レスの「Google Fitbit Air」とパーソナルAIコーチの実力を試す (2026年05月26日)
  9. 「エレコム スイッチングハブ EHC-LQ01-5」がスマイル Saleで24%オフの5680円に (2026年05月28日)
  10. デスクワークの疲労を“電動ストレッチ”でリセット 座面にファンを内蔵した次世代ワークチェア「Omni Pro」や大柄な人向け専用モデルがLiberNovoから (2026年05月30日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年