ゲームに必要なのはPC本体だけじゃない! ゲーミングデバイスと液晶ディスプレイも一気にそろえるなら「NEXTGEAR 液晶セットモデル」に注目お得なトータルパッケージ(2/4 ページ)

» 2016年03月10日 17時00分 公開
[小川夏樹ITmedia]

中世の甲冑仮面のようなフロントマスクを持つおなじみのケース

 本製品は、極めて特徴的な“面構え”をしている。いうなれば中世ヨーロッパの甲冑のような精悍さをイメージしたデザインだ。このフロントパネル内には青色LEDの光が漏れだすようになっており、いかにもゲーミング向けPCといった趣がある。

特徴的なフロントデザイン

 このフロントパネルは取り外すことが可能で、そうすると落ち着いた感じの黒いタワー型PCへと見た目が一変する。“羊の皮をかぶった狼”的なノリでゲーミングPCであることを悟られたくない人は、フロントパネルを取り外して使うといいかもしれない。

本体前面/背面

 PCケースは、エアフローや取り回しを相当考えて作り込まれている。内蔵ストレージ用(SSD、HDD)の3.5インチのシャドウベイが4台分用意されており、ストレージの増設で困ることはない。ちなみに本製品は500GBのHDDを1台だけ搭載している。PCの起動はSSDに対して遅くなるが、筆者的には我慢できる範囲、OSの起動を速くしたいのであれば、BTOで起動ドライブをSSDに変更するといいだろう。むしろ交換/増設が容易なので将来的にSSDを追加するというのもアリだ。

本体左側面

 フロント側には5インチベイが2つ、3.5インチベイが1つ用意されている。すでに5インチベイにはDVDスーパーマルチが収まっているので残り1つだが、ファンコントローラーやリムーバブルHDDなどを使うのでもなければ、足りなくて困るということはないだろう。

内部パーツ類の冷却を考えたエアフロー

 処理の重いゲームを長時間プレイすると、当然CPUやGPUに高い負荷がかかり、CPUやGPUの温度が上昇してしまう。最近のCPUやGPUは温度が高くなると冷却用ファンの回転数を上げ温度を一定以下に保とうとする。それでも冷却が間に合わない場合、クロックを落とすなりして温度を下げようとする。結果、ゲームの動作が重くなってしまうといったことが発生する。こうした熱による処理落ちを避けるためにも、PCケースのエアフローが重要だ。本製品は、その点も抜かりない。

 本製品のエアフローは、本体前面側のかなり大きな開口部(フィルター付きメッシュパネル装着)の中央に設けられた冷却用ファンから冷たい空気を吸い込んだ後、マザーボードやCPU、グラフィックスカードを冷やし、背面側のファンと底面側のATX電源で温まった空気を吸いだして外部に排出させる構造になっている。

 負荷の高いベンチマークテストを回している最中には、高速回転するファンの風切り音が若干耳につく。それに加えてPCの背面からは結構な勢いで生温かい風が吐き出されており、冷却性能はかなり高いと感じた。

 ちなみに通常の利用時には冷却用のクーラーは、低速で回転しておりほとんど音を立てない。ネットの閲覧、オフィス系ソフトなどを使うようなケースでは、静かと言えるレベルに収まっている。ただ、負荷の高いゲームをプレイする際には、それなりの風切り音が発生すると覚えておきたい。

 しばらく使っているとPC内部にホコリが溜まってしまうが、本製品は吸気側の前面部のフィルターによってホコリの内部侵入を防いでいる。定期的にフィルターを掃除することで、PC内部がほこりまみれになってしまうことを避けられるのはうれしい。

Z170マザーを採用し、拡張性は高い

 本製品に搭載されているマザーボードはチップセットにZ170 Expressを採用しており、Skylake対応チップセットでは最上位となる。前述したようにCPUはCore i5-6400(LGA1151)だ。パフォーマンス的にも現状のまましばらく使い続けても、それほど不満ではないので、1〜2年程度したら上位版のCore i7の値段が落ちてきていると思われるので、そのときに乗せ換えて性能アップを狙うといったことが可能だ。

 拡張スロットは、PCI Express×16が2基、あとはPCI Express×1が4基となっている。すでにPCI Express×16スロットにGeForce GTX 960搭載グラフィックスカードが装着されている以外は、スロットはすべて空いている。ちなみに昔ながらのPCIスロットは用意されていないので過去のパーツを流用する際(地デジチューナーやキャプチャーカード)もPCI Express×1を利用する必要がある点に注意しよう。

 そのほかのインタフェースはPS/2×1、USB2.0×4(背面×2、前面×2)、USB3.0×6(背面×4、前面×2)、ギガビットLAN×1、サウンド関係の入出力用のステレオミニプラグといった構成だ。なお、前面側のUSBポートは常時給電に対応しているのでスマホの充電にも利用できる。

マウスコンピューター/G-Tune

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