日本時間の3月22日午前2時に予定されている米Appleの新製品発表イベントは、カリフォルニア州サンタクララ郡クパチーノにある本社キャンパスで開催されます。その近くでは現在、“宇宙船”と呼ばれる新キャンパスを建設中。2017年初旬にお引越し予定のこのキャンパスは、東京ドーム5.5個分の約26万平方メートルと広大です。
でも今日はその話ではなく、米Googleが市当局(カリフォルニア州サンタクララ群マウンテンビュー市議会)に提出した新キャンパスの新たな計画書(最初の計画書は2015年3月に提出)が公開されたので、そこから設計図や完成予想図をご紹介します。前回の計画書はあまりに斬新過ぎて却下されたらしく、少しおとなし目になっていますが、それでもなかなか独創的です。
Googleの計画では、現在の約65万平方メートルの敷地(借地を含む)にある空地に約5万6000平方メートルのメイン社屋「Charleston East」(地上2階、地下1階)を建設します。東京ドームよりちょっと大きいサイズ(約1.1個分)で、上からの様子も東京ドームっぽく見えます。
天蓋(てんがい)のような屋根に覆われてはいますが、完全に閉じた空間ではなく、内部には木や花が植えられ、縦横に道路があって中心を東西に走る道路は車が通り抜け可能です。レストランやショップもあって、近隣住民も利用できます。
オフィスやレストランの“コンポーネント”は柔軟に変更でき、例えば新しいプロジェクトを立ち上げたら、その目的やチームの人数に合わせた新しいオフィススペースを作るといったことができます。
完成予想図の中央には、Googleが開発している自動運転車のプロトタイプがちょこんと描かれています。広いキャンパス内をこのまるっこい自動車が走り回ることになるのでしょうか。
ちなみに、2016年の年次開発者会議「Google I/O」は、本社キャンパス近くの屋外イベント会場で開催されます(自動運転車に試乗できるのではないかとのうわさ)。Googleマップからキャプチャーした画像に、Charleston Eastの設計図を重ねてみると、現在のGoogleplexより相当大きいのが分かりました。
新社屋の計画書(PDF)はこちらからダウンロードできます。
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