サイバーリンクは4月13日、動画再生ソフトウェアの最新版「PowerDVD 16」を発表、同日よりダウンロード販売を開始した。ラインアップは「Ultra」「Pro」「Standard」の計3つで、価格は順に1万926円(9074円)/8796円(6250円)/4444円となる(全て税別、カッコ内はVer14/15からのアップグレード価格)。
パッケージ版は15日より販売を開始し、ラインアップと価格は「Ultra」(1万2000円)、「Ultra 乗換え・アップグレード版」(1万円)、「Ultra アカデミック版」(8500円)、「Pro」(9240円)、「Pro 乗換え・アップグレード版」(6750円)、「Standard」(4750円)の計6つ。
乗換え・アップグレード版は、サイバーリンク製品もしくはOEM製品付属のサイバーリンクソフトウェア、「ソースネクスト PowerDVD Expert」、他社製の動画再生ソフトウェアを利用するユーザーが対象となる。
動画再生ソフトウェアで9年連続ナンバー1(2016年1月現在、サイバーリンク調べ)を誇る「PowerDVD」の最新バージョンが登場した。これまでのPowerDVDシリーズは、バージョン1から10ではPC上で写真や動画、ディスクを再生すること、バージョン11から15まではスマートデバイスへの対応やYouTubeやFacebookといったSNSへの対応を積極的に行ってきたとサイバーリンクの担当者は話す。
新バージョンは、PCをテレビに接続した際に最適なUIを表示する「TVモード」や、PCに保存した写真やビデオ、音楽をテレビで楽しめる機能など、テレビとの連携を主眼に置いて開発したという。主な機能について以下で紹介しよう。
「TVモード」は、アイコンなど各種UIを大きめに表示することで、テレビの画面を見ながら操作するのに最適化したモードだ。アプリ「PowerDVD Remote」を利用すれば、スマートフォンやタブレットから操作できる。Windows 10のタブレットモードにも最適化しており、タッチによる操作もスムーズという。
PC上に保存したローカルの写真やビデオ、音楽をGoogleの「Chromecast」やAppleの「Apple TV」に転送してテレビで楽しむことができる。それぞれの機器が対応していないファイル形式であっても、PowerDVDがリアルタイム変換することで再生が可能だ。映像の色彩やライティングの自動補正、フレーム補完などを行う「TrueTheaterテクノロジー」によって、映像をより美しく楽しめる。
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