次に行うのが、Oculus Riftのハードウェア側の初期セットアップです。センサーの設置やトラッキング位置のキャリブレーションなど、Oculus Riftを快適に利用するためには初期セットアップが非常に重要です。この作業は基本的にセットアップ時に1回だけすればいいのですが、逆に言うと1回しかチャンスがないので(手動で再実行することは可能)、慎重に設定することをおすすめします。
それでは、実際のセットアップ作業を見ていきましょう。
Oculusソフトウェアが起動すると、初回だけ初期セットアップのチュートリアルが立ち上がります。
まずは本体を箱から出し、保護用フィルムを取り除き、レンズに直射日光が当たるのを避け、付属のレンズクリーナーを使うこと、レンズが壊れやすいのでHMDは注意して扱い落とさないこと、といった注意点が表示されます。
Oculus RiftをPCにセットアップするにはHDMI×1、USB 3.0×2の接続が必要です。
それぞれのケーブルを正しいポートに接続すると、アプリケーションが接続を確認して次に進めます。逆に正しく接続していないとNextボタンを押せないので、セットアップせずに先へ進むことはできません。
次に純正コントローラー「Oculusリモート」のセットアップと機能紹介です。このリモコンはシンプルなデザインで持ち心地がよく、気に入りました。ナビゲーション部分がiPodのホイールコントローラーをほうふつさせますが、実際には回転せず、単純な上下左右の操作しかできません。
続いて、Xbox Oneワイヤレスコントローラーのセットアップに進みます。
まずは付属品の確認とコントローラー本体への電池の装着、PC本体とUSBで接続する無線受信ユニットの装着が指示されます。もし無線受信ユニットが横幅などの関係でPCのUSBポートに直接接続できない場合は、付属の延長ケーブルを利用して装着することもできます。
なお、この無線受信ユニットは日本の技適を通っていないため、日本向け出荷のOculus Riftでは付属品から省かれていることが話題になりましたが、このチュートリアル画面も正しくローカライズされていないようです。
コントローラー本体に電池を装着したら、「Xbox」ボタンを点滅するまで押し続けます。これでコントローラーの電源が入るようになります。
次に無線受信ユニット側の同期ボタンをプッシュします。
最後にXbox Oneコントローラー上部の同期ボタンをプッシュすると、コントローラーと無線受信ユニットの同期が始まります。同期が完了すると、画面に「OK」ボタンが表示され、次に進むことができます。
無事コントローラーの接続ができたら、操作方法の説明画面が表示されます。
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