先週、複数のショップで目立っていたのはIntelのスティックPC「Compute Stick」の新モデルだ。CPUにSkykake世代の「Core m3-6Y30」を搭載してWindows 10 Homeをプリインストールした「STK2m3W64CC」と、同じ構成でOSが別売りとなる「STK2m364CC」、上位CPU「Core m5-6Y57」搭載でOS別売りの「STK2mv64CC」の3種類で、税込み価格は順に5万2000円弱〜5万8000円弱、4万円弱〜4万3000円弱、6万4000円弱〜7万円弱。
CPUとOS以外の仕様は共通で、4GBのDDR3メモリと64GB eMMCを内蔵し、USB 3.0やmicro SDXCカードスロットを1基ずつ備える。本体サイズは38(幅)×125(長さ)×12(厚さ)mm。同梱のAC電源は2基のUSB 3.0ハブにもなる。
Atomベースが大半だったこれまでのスティックPCと比べると、性能が数段上がる一方で価格も数倍となっている。入荷した多くのショップは反響が読めなかったというが、フタを開けてみると初回から売り切れが頻発するほどの反響があった。
パソコンSHOPアークは「初回入荷は少なめにしましたが、それでも3モデルとも売り切れたのは驚きました。スティックPCといえば安くてコンパクトでしたが、求められていたのは安さよりも高い性能だったのかもしれません。まあ、実際のところは潤沢になってからしか分かりませんけどね」と話していた。
テクノハウス東映もも「これだけ高性能でコンパクトとなると、スティックPCの使い方も広がりますから。しかし、6万円台のSTK2mv64CCまで普通に売れるのはびっくりしました。AC電源にUSBハブ機能をつけたのもなにげに人気を後押ししていると思いますよ。これからの売れ行きに注目したいです」と高評価だった。
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