ESCキーを割り当てた無線フットスイッチを作ってみた:モノがなければ作ればいいじゃない(3/3 ページ)

» 2016年07月08日 06時00分 公開
前のページへ 1|2|3       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 鈴木氏にもお願いした時に理由を聞かれたが、「なぜESCキーなのか」というのは疑問に思うところだろう。その答えは私が編集に使っているエディタにある。そう、「Vim」である。Vimと聞いてピンと来ない方もいると思うので、どのようなエディタか説明しよう。Vimの一番の特徴はキーボード上で操作が完結するということだ。起動直後はノーマルモードという、キーボード上でカーソルを操作するモードになる。例えば、Windows標準の「メモ帳」では矢印キーで操作することになるが、Vimではh,j,k,lで左、下、上、右、0で文頭、$で文末などホームポジションからさまざまなカーソル操作ができる。そして文の入力や修正をする際には、iやaなどを押して挿入モードに入るのだが、ここからノーマルモードに戻る際にESCキーを押す必要があるのだ。

 つまり、Vimで記事を編集すると、入力したい位置にカーソルを移動する→文を入力する→ESCキーを押す→入力したい位置に……と何度もESCキーを押さなければならない。そしてESCキーはキーボードを見れば分かる通り、遠い。私がVimを使い始めた理由は「ホームポジションから手を動かしたくない」という面倒くさがりな性分故なのだが、「ESCキーを押すには手を動かさなくてはいけない! 代替手段としてCtrl+cでもいけるけれど、それはそれで面倒くさい! そうだ、足で入力しよう!」という思いつきが今回の発端というわけだ。

実際に使ってみて

実際に使いながら執筆していた 実際に使いながら執筆していた

 実は、今この記事も無線フットスイッチを使いながら執筆している。ノーマルモードに戻りたい時にフットスイッチを踏むと、ESCが入力されノーマルモードに戻ることができる。入力遅延は全く感じないし、常用レベルだと言っていい。ただ、足で踏んでみると思ったよりスイッチが軽いため、足は基本的にかかとで支えることになる。まあ、これは慣れの問題であるし、一般的なUSBフットスイッチでも同様だ。あとは回路がフットスイッチ内に内蔵されたら間違いなく外でも使える。というか一般販売できるレベル。

 無線フットスイッチが欲しいと思ったら、この記事を参考にしていただけると幸いだ。

関連キーワード

フットスイッチ | mbed | 回路 | 設計 | Bluetooth


前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月28日 更新
  1. 有機ELの新型「iPad mini」発表 A20 Pro、IP67対応、8.5型に大型化して11万9800円から (2026年10月26日)
  2. 機能は同じでも印象はガラリ カメラなしスマートグラス「Even G2」にべっ甲柄の新色 新しい偏光サングラスクリップやチェーンも登場 (2026年10月27日)
  3. Google「Fitbit Edge」先行レビュー Fitbit AirやPixel Watch 5との違いと選び方を解説 (2026年10月27日)
  4. Apple、M6チップの新型「iMac」発表 CPU/GPUを最大12コアに強化、AI処理はM4の最大5倍 24万9800円から (2026年10月27日)
  5. M6チップの新型「14インチMacBook Pro」登場 CPUとGPUが12コアに、バッテリー駆動はMac史上最長の24時間 (2026年10月27日)
  6. サンワ、計160W給電+デュアル4K出力に対応したType-C接続対応の多機能拡張ドック (2026年10月27日)
  7. 「LAVIE Tab」の8型スタンダードモデルと12型クリエイティブモデルをマイナーチェンジ 想定ユーザー層を踏まえたスペック変更 (2026年10月27日)
  8. 試して分かった新型「iPad mini」 欲張りすぎない進化で絶妙なコストパフォーマンスを獲得 (2024年10月22日)
  9. NECPCが個人向け「LAVIE」ノートPCの新モデルを10月29日に発売 一人一人の“LAVIE(人生)”に寄り添う製品を拡充 (2026年10月27日)
  10. GMO、27日正午までに「ネット切断、PCの電源落として」 不正アクセスで顧客に呼びかけ (2026年10月27日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー