ESCキーを割り当てた無線フットスイッチを作ってみた:モノがなければ作ればいいじゃない(1/3 ページ)

» 2016年07月08日 06時00分 公開
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 「ああ、フットスイッチ欲しいな――」

 5月末、記事編集をしながらこんなことをつぶやいていたキイチ部員。フットスイッチというのは、2010年頃から流通し始めた「足で入力するキーボード補助デバイス」だ。もちろん、USBフットスイッチは今でも一般的に売られているのだが、私が欲しいのはこれではない。無線で動くフットスイッチが欲しかったのだ。デスクトップPCで使うならUSB接続でもいいだろう。しかし、私は仕事で使いたい。仕事で使用するのは基本的にノートPCであり、オフィス、会議室、カフェ、取材先など、さまざまな場所で使うのに有線では取り回しが悪いのだ。だが、「無線フットスイッチ」で検索してみても出てくるのは特定用途に特化したものくらい。一般的なUSBフットスイッチの機能である、任意のキーを割り当てる使い方ができるものはなさそうだ。

 「ああ、無線フットスイッチが欲しい。キー割り当てができる無線フットスイッチが欲しい。具体的にはESCキーを割り当てられる無線フットスイッチが欲しい」

私はESCキーを押したい。だがいかんせん遠い…… 私はESCキーを押したい。だがいかんせん遠い……

 「待てよ。これ、もしかしたら作れるんじゃないか? 私にはできなくても、電子工作の経験がある人ならできるのでは」そうひらめいた私は、すぐにある人物に連絡を取った。

 「できますよ」

 そう答えてくれたのは、奈良先端科学技術大学院大学に在学している鈴木裕貴氏だ。学部時代には大阪大学でロボコンに打ち込んでいたこともあり、電子工作経験は長い。

井上 材料費っていくらくらいかかります?

鈴木 8000円くらいですかね。

井上 お願いします!

 こんな具合でトントン拍子に話が進み、鈴木氏に作っていただけることになった。その工作過程をレポートしていただいたので、早速紹介していこう。

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