さまざまな企業との取引があるなか、なぜAppleとの取引を続けるのでしょうか。澤登さんはその理由を「面白いからですよ」ときっぱり。「売上や利益だけを考えるなら、他にも取引企業はありますし、十分やっていけます。それでもAppleからの依頼をやろうと思えるのは、担当の方やAppleの理念が地に足がついていて堅実だから」。そこに上下関係はなく、堅実な姿勢から生まれる信頼関係があると言います。
「初めはものづくりの印象すらなかったAppleですが、うちの研究員と同じく、作った製品に最後まで責任を持ちます。だからインクを納品したあとも、客先の印刷現場まで出向いて問題がないか確認します。他メーカーでもそういう方はいらっしゃいますが、Appleの担当者は強烈。自分たちに対してもものづくりの姿勢を徹底しており、世界中の現場を飛び回っているのをみると、大丈夫なのかと我ながら心配になるほどです」。
堅実で、地に足がついていて、ものづくりに誠実に取り組む――澤登氏はAppleをこう評価しますが、それは帝国インキの社風そのものでもあります。
「青臭い話ですが、諦めなければ道は開ける、真面目にやっているときっといいことがあると思っています。インクそのものに価値はなくて、印刷されるから意味がある。使っていただくことで世の中に役立てればと思ってやっています」(澤登氏)。
67歳のコード女子爆誕! 女性限定プログラミング講座「Sweet Swift」参加レポ
Appleの国内サプライヤー向け支出額は約3兆円 71万超の雇用を創出
Pokemon GOで遊びたいiPhoneユーザーのバッテリー問題解消法
macOS Sierraで実況ツイートがはかどるぞ!
macOS Sierra、iOS 10、watchOS 3のプレビューページから分かること
次期macOS Sierraのパブリックβ配布開始
Apple、iOS 10のパブリックβを公開
Mac使いのNAS初心者に何の説明もなくNASキットを送りつけた結果(設定編)
文系女子大生がMacを選ぶ、たった1つの明快な理由
本や映画好きなら知っておくべき、iBooks&iTunes Store「おすすめ」の秘密
Mac版のSiriは操作革命を引き起こすか!? 林信行が「macOS Sierra」をレビュー
Apple Union Squareが示す未来の直営店Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.