「PlayStation VR」はVR界のファミコン的存在か?(3/3 ページ)

» 2016年11月03日 06時00分 公開
[渡部晴人ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

PlayStation VRの登場で活性化するハイエンドVR業界

 日本国内でも店頭販売が既に始まっているHTC Viveの売り上げは全世界で十数万台と発表されていますが、ソニー・インタラクティブエンタテインメントヨーロッパによると、PlayStation VRは発売日だけで数十万台が全世界に出荷されたそうです。

 日本国内でも初週に5万台前後を売り上げたという報道がされており、現在も購入困難な状態をみるに、全世界で数十万台を売り上げたというのはかなり確度の高い数字でしょう。

 PlayStation VRは初期出荷台数を確保するために、当初掲げた2016年上半期の発売予定を10月13日に延期した経緯がありますが、供給能力の問題が解消すれば、グローバルで100万台の達成もそう遠くないと予想されます。

 今回のPlayStation VRの発売によって初めて市販のVR HMDに興味を持ち始めた人も少なくないでしょうから、Oculus RiftやHTC Vive、Google Daydreamといった他社のVR HMDにも追い風となるでしょう。

 さらにPlayStation 4にとって直接のライバルであるMicrosoftの家庭用ゲーム機「Xbox One」も、2017年の年末商戦に投入予定の性能が向上した新モデル「Scorpio」(開発コード名)でVR HMDに対応する予定です。

Microsoftは次世代ゲーム機「Scorpio」(開発コード名)で、高精細なVRゲーム体験を提供するという

 こちらはPlayStation 4/Xbox Oneよりも1世代分性能が向上したScorpioのみの対応ということで、性能または描画品質を高めたハイエンドVRプラットフォームになると考えられます。

 それまでにPlayStation VRが家庭用のVR HMDとして盤石の地位を築くことができるのか、それともXbox One Scorpio向けのVR HMDと激しい競争を繰り広げるのか。2017年のVR市場の展開について、今から目が離せません。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月09日 更新
  1. 超小型レトロオーディオ体験をFIIO「Snowsky ECHO NANO」で スマホリスニングのモヤモヤを解消するかも? (2026年09月08日)
  2. 「RTX Spark」搭載のWindows PCは10月に登場 LAN内のPCを束ねてローカルAI処理を分散・高速化する「NVIDIA PAIR」β版も公開 (2026年09月07日)
  3. 10月に登場する「RTX Spark」搭載PCで見た“不可解な”設定値 次期Windowsで変わるGPUメモリの仕組み (2026年09月07日)
  4. 両手が塞がっていても瞬間解錠できるスマートキー「SwitchBot スマートロック Ultra 顔認証パッド」がセールで20%オフの2万7980円に (2026年09月08日)
  5. 実売1万円台&縦置き対応! ONPUの14型モバイルディスプレイは初心者の強い味方だった (2026年09月08日)
  6. 省スペースで静音性に優れた3Dプリンタ「Bambu Lab A1 mini」がセールで25%オフの2万9900円に (2026年09月08日)
  7. 再来する“グラボ複数挿し”需要! 220mm径の巨大ファン搭載ケースやFractal新モデルがアキバで話題に (2026年09月07日)
  8. バッテリーを外せば約639g! 最新CPU「Intel Arc G3 Extreme」搭載の8型ゲーミングPC「OneXFly APEX Air」に触ってきた (2026年09月07日)
  9. ラトックシステム、デュアル4Kディスプレイにも対応したHDMI切替器 (2026年09月08日)
  10. 天井照明一体型プロジェクター「Aladdin X3 Laser 4K」を試す 4K+3色レーザーで“本気の大画面シアター”に進化 (2026年09月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー