ファミコンの部屋を抜けると再びアーケードゲームが並んでいる。ここには多人数同時プレイゲームが多く展示されている。
入ってすぐのところにあるのは4人同時プレイが可能なカルテット。残念ながら取材当日は調整中のため試遊不可となっていたが、同じく4人同時プレイ可能な「ガントレット」はしっかり堪能することができた。さすがに4人同時プレイというゲーム自体少ないものの、2人同時プレイはそれなりに数が出ている。
沙羅曼蛇(サラマンダ)は2人協力プレイが可能なグラディウスの続編。グラディウスシリーズといえばパワーアップカプセルを貯めてパワーアップの内容を自分で選ぶ、カプセルストック制が特徴的な横スクロールゲームだ。
だが、この沙羅曼蛇および続編の沙羅曼蛇2はパワーアップの内容ごとに異なるアイテムを取ってパワーアップする、アイテム制になっている。さらに1面ごとにスクロール方向が異なるのも沙羅曼蛇の特徴だ。なお、海外仕様版の「LIFE FORCE」およびその日本国内版「ライフフォース」ではカプセルストック制に変更されている。ファミコン用の沙羅曼蛇もカプセルストック制だ。
コインエントリーの軽快な音に振り返ると、沙羅曼蛇の前作となったグラディウスが設置されていた。コナミサウンドの特徴である、透明感のある澄んだ音は今でも古くささを感じない一級品だ。
サウンドにこだわった有名なシューティングゲームとしてはゲームサウンドに没頭できるヘッドフォン端子を搭載し、ベンチシートにボディソニックを内蔵した「ダライアス」シリーズが挙げられる。「ダライアス」シリーズはハーフミラーを利用した継ぎ目のない2ないし3画面モニターで大きなインパクトを与えたシューティングゲームの名作。本展では2画面の「ダライアスII」が試遊できる。もちろん、2人同時プレイ可能だ。
ダライアスIIはハーフミラーを利用した継ぎ目のない2画面モニター仕様。ボディソニック内蔵ベンチシート(いわゆる「尻音響」)と巨大ボスキャラが大迫力。(C) TAITO CORPORATION 1989 ALL RIGHTS RESERVED.Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.