ゼビウス! ダライアス! スペースハリアー!「あそぶ!ゲーム展 stage2」はアーケード/ファミコン全盛期特集で遊びきれない!レトロゲームの黄金期(5/6 ページ)

» 2016年11月25日 18時20分 公開
[瓜生聖ITmedia]

体感・大型筐体

 次の部屋はゲームセンターならではの大型・体感筐体が並ぶ。

 スーパーハングオンはバイク型のコントローラで、車体を傾けて操作する。バイクの形をそのまま再現した大型のライドオンタイプ、小型化したミニライドオンタイプ、ハンドルのみで操作するシットダウンタイプの3タイプがあり、展示されているのはミニライドオンタイプ。

スーパーハングオンのミニライド筐体。すごく小さいように見えるが、これはプレイヤーの背が高いため。(C) SEGA

 その向いにあるのがアフターバーナーIIとアウトラン。スーパーハングオンがプレイヤー自身が筐体を動かしてコントロールするのに対し、こちらは操作に合わせて座席が動くムービング筐体。駆動部分への負荷が高いこともあり、稼働する状態でプレイできる機会は貴重だと言えよう。そのため、両ゲームともプレイ可能時間帯に制限があるので、出かける際には注意してもらいたい。

 また、取材日にはもう1つのセガのムービング筐体である「スペースハリアー デラックス筐体」を試遊することができた。先着15組という条件だったため、開場前から行列ができる人気っぷりだった。

アフターバーナーIIは土日祝日はプレイ時間が限定されているがプレイ可能。(C) SEGA Produced under a license from Northrop Grumman Systems Corporation.

アウトランも同様。貴重な筐体なのでギアガチャはやめましょう。(C) SEGA

取材当日は先着15組のみ「スペースハリアー デラックス筐体」が試遊可能に。思っていた以上にぐりんぐりん動く。アストロシティ筐体のスペースハリアーはいつでもプレイ可能だ。(C) SEGA

家庭用ゲーム機

 体感・大型筐体の部屋を抜けると家庭用ゲーム機、パソコンの部屋だ。

 展示されているのはファミコンの次の世代のコンシューマー機。ゲームボーイ、スーパーファミコン、ネオジオ、PCエンジンが並ぶ。「100メガショック! ネオジオ!」のキャッチフレーズを覚えている人も多いと思うが、ここで言う「100メガ」は「100メガビット」、つまり12.8メガバイトのこと。それでもファミコン時代から比べるとCPUパワー、メモリ、グラフィック、サウンドすべてにおいて大きくスペックアップしているのが分かる。

初代のゲームボーイ。今見るとけっこう大きい。(C) Nintendo

 また、ホビーパソコンとしてMSX2 Panasonic A1、X68000、PC-8801mkIISRが展示されている。稼働しているゲームは小島秀夫監督の第1作である「メタルギア」、コーエー(現コーエーテクモゲームス)の大ヒットシリーズ「信長の野望」、日本ファルコム(現ファルコム)の「イース」と、どれも現在につながる貴重なものになっている。

 セーブをしながらじっくり進めていくゲームが多いせいか、この部屋は人は少なめだった。その中でPC-8801mkIISRのFM音源が奏でるイースのBGMが印象的だった。

「ファミリーコンピュータ」の略称「ファミコン」が名称の一部になっているスーパーファミコン。スーパーファミリーコンピュータの略ではない

取材当日は「スーパーマリオワールド」がプレイ可能だった。(C) Nintendo

ネオジオはアーケード用・家庭用で同一仕様の高スペック機。その分高価であり、本体自体のレンタルサービスもあった

試遊用機材は後継機のネオジオCD

PC EngineはNECの家庭用ゲーム機。他のゲーム機に比べ、非常にコンパクトなICカード(HuCARD)でゲームが供給された

稼働タイトルはR-Type I。アーケード版の1〜4面までが収録されている。縦方向の解像度が足りないためか、上下にも若干スクロールする。(C)IREM SOFTWARE ENGINEERING INC. All rights reserved. (C)Konami Digital Entertainment

メガドライブ(セガ)。16-BITのロゴがまぶしい。稼働タイトルは「ザ・スーパー忍」(C) SEGA 1989/MUSIC (C) 1989 YUZO KOSHIRO

MSX2では小島監督の第1作「メタルギア」がプレイ可能。(C)Konami Digital Entertainment

MSX2本体はパナソニック「A1(FS-A1)」。アシュギーネというイメージキャラクタが有名で、「べーしっ君」の中でも尾倉保間ミキがコスプレしていた。ララン

マンハッタンシェイプのX68000。稼働タイトルは「信長の野望 全国版」タイトル画面でもグラフィック性能の高さが分かる。(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.

PC-8801mkIISRではイースがプレイ可能。無駄な経験値上げやマッピングが不要な「人にやさしいゲーム」だ。(C)Nihon Falcom Corporation. All rights reserved.

640×200という解像度にも関わらず読みやすいテキスト。(C)Nihon Falcom Corporation. All rights reserved.

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