GeForce GTX 1080/1070の大ヒットが証明――まさしくVR元年だった2016年:2016年のアキバを振り返る(前編)(3/4 ページ)

» 2016年12月30日 11時52分 公開
[古田雄介,ITmedia]

奇跡の順風満帆デビューを果たした「Radeon RX 480」カード

 VR向けとして注目を集めたのはGeForce 10シリーズだけではない。6月29日に税込み3万円台で登場したAMDのGPU「Radeon RX 480」も、8GBメモリとPolarisアーキテクチャの採用で話題を集めていた。同社の新世代モデルとしては珍しく、初回から潤沢に出回ったことから「まさかの潤沢」「奇跡の順風満帆」といったコメントが聞かれた。

 BUY MORE秋葉原本店は「メモリ容量が大きいこともあり、価格帯が近いGTX 1060よりもVR目的で選ばれることが多い印象ですね。割安にVR環境を構築したいという人にはいい選択肢だと思います」と評価していた。なお、RX 480はCrossFireXを構築するとGTX 1080をも超えるパフォーマンスを発揮するという触れ込みもあったが、複数枚買いのブームは見られなかった。

Radeon RX 480の深夜販売イベントを告知するドスパラ公式ブログ

TSUKUMO eX.のショーケースに並んだRadeon RX 480カード

HBMメモリ搭載のRadeon Pro DUO搭載モデルSapphire「SA-PRO DUO 8G」も税込み21万円強で7月初旬に登場した

 Polarisアーキテクチャの下位ラインアップは8月前半に立て続けに登場。「Radeon RX 470」搭載カードが税込み2万6000円弱〜3万5000円前後、「Radeon RX 460」カードが同1万4000円弱〜2万円弱だった。このクラスはVRとは無関係で、ゲーム向けやマルチメディア環境の強化を目的で購入する人が多い。TSUKUMO eX.は「コストパフォーマンスが高く、新世代では価格帯がGeForceと被らないところもあって、順調に売れています」と話していた。

 GeForce 10シリーズのコスパモデルとしては、10月末に「GeForce GTX 1050/1050Ti」搭載カードが売り出されている。GTX 1050モデルは税込み1万5000円前後、GTX 1050 Tiカードは同2万円前後だ。GTX 1050 Tiの多くは補助電源なしで動くということで、「GTX 750 Tiカードからの乗り換え需要を喚起するでしょう」(TSUKUMO eX.)と当初から評価されていた。

8月中旬、パソコンSHOPアークに並ぶSapphireのRadeon RX400ファミリー

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