モジュールで拡張できるコンパクトでスタイリッシュなPC「HP Elite Slice」を試す機能美にうっとり(2/4 ページ)

» 2017年08月11日 06時00分 公開

日本では3モデル展開

 8月10日現在、Elite Sliceの日本モデルは3種類ある。今回レビューしているオーディオモジュール付きコラボレーションモデルの場合は以下のような構成となる。

  • CPU:Core i7-6700T(4コア8スレッド、2.8〜3.6GHz)
  • メインメモリ:8GB×1(DDR4 SO-DIMM、最大16GB×2)
  • ストレージ:128GB SSD(Serial ATA)
  • カバー:コラボレーションカバー
  • モジュール:オーディオモジュール付属

 その他、Core i5-6500T(4コア4スレッド、2.5〜3.1GHz)を搭載する「コラボレーションモデル」(直販標準価格14万8000円)と「ワイヤレスチャージングモデル」(直販標準価格15万3000円)が用意されている。両者はカバーと付属するACアダプターの出力以外は同一仕様となる。

 Elite Sliceの日本モデルで悩ましいことは、「Core i7」と「チャージングカバー」という組み合わせが選べないことだ。 「Core i7モデルでも非接触充電を使いたい!」という場合は、非接触充電機能付き液晶ディスプレイ「HP EliteDisplay S240uj」を購入すると幸せになれるかもしれない。

 S240ujはWQHD(2560×1440ピクセル)の23.8型IPS液晶(非光沢)を搭載し、Qi規格と「AirFuel」規格の非接触充電に対応している。また、USB Power Delivery(USB PD)の給電に対応したUSB 3.1 Type-C端子も備えているので、USB PD対応ノートPC用のディスプレイを兼用させることもできる。直販標準価格は5万9800円だが、Elite Sliceとの同時購入なら2万円引きの3万9800円で購入できる。

HP EliteDisplay S240uj HP EliteDisplay S240uj(左)とオーディオモジュール付きコラボレーションモデルを同時購入すれば「Core i7」と「非接触充電機能」を両立できる。ただし、この手段を取るとオーディオモジュールとディスプレイでB&Oスピーカーが“かぶる”という新たな問題も……

ミニPCでもデスクトップ用CPUを採用 メモリは最大32GBまで増設OK

 ノートPCが主流となる中、あえてデスクトップPCを選択する理由の1つは“パフォーマンス”だろう。しかし、スペースの制約や熱設計の観点から、ミニPCではノートPC向けの「Uプロセッサ」を採用することも少なくない。

 それに対して、Elite SliceではデスクトップPC向けの「Tプロセッサ」を採用している。TプロセッサはデスクトップPC向け省電力プロセッサという位置付けだが、Uプロセッサよりもコア数やキャッシュメモリ容量が大きく、最大動作周波数も高めであるため、より高速に各種処理をこなせるようになっている。普通のミニPCよりも高いパフォーマンスを期待できるのだ。

 ただし、プロセッサの世代が1つ前の第6世代(Skylake)となっている。現行の第7世代(Kaby Lake)との機能差やパフォーマンス差はそれほどないが、購入時には注意しよう。

CPU オーディオモジュール付きコラボレーションモデルはCore i7-7600Tを搭載。4コア8スレッドで処理も快適

 メインメモリは8GBのDDR4 SODIMMを1枚搭載している。スロットは2つあり、最大で32GB(16GB×2)までメモリを増設できる。一般的なオフィスでの利用なら標準のままでも十分使えるが、よりパフォーマンスを求めるならメモリを増設すると良い。特にメモリを2枚構成にすれば「デュアルチャネル」動作となり、ビデオ機能を中心により大きなパフォーマンスアップが見込める。

メモリ メモリは8GBのDDR4 SODIMMを搭載している。メモリスロット自体は2つ(1つは空き)あるため、16GBのモジュールを2枚用意すれば最大で32GBまで拡張できる

 ストレージはコラボレーションモデルとワイヤレスチャージングモデルが500GBのHDD、オーディオモジュール付きコラボレーションモデルは128GBのSSDを搭載している。いずれもSerial ATA接続で、2.5インチベイにドライブを搭載している。

 今回レビューしているオーディオモジュール付きコラボレーションモデルでは、SanDisk製SSD「Z400」を搭載していた。正直、128GBという容量は必要最小限で、アプリケーションを導入して本格的に運用すればあっという間に半分かそれ以上の容量を使ってしまうだろう。

 ただ、Elite Sliceの本体仕様をよく見ると、使われていないM.2 2280スロットが1つ用意されていることが分かる。内蔵ストレージの容量が足りない場合は、ここにM.2 SSDを装着して容量不足を補える。

CrystalDiskInfo CrystalDiskInfoから見た搭載SSDはSanDiskのZ400 128GBモデルだった
ディスク領域 ユーザー領域は117GBほど確保されている

 有線LANは1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tに対応している。また、無線LAN(Wi-Fi)はIEEE802.11ac(最大867Mbps)/a/b/g/n(5GHz帯・2.4GHz帯)に対応している。Bluetooth 4.2にも対応している。ネットワークやBluetooth回りもしっかり使えて安心だ。

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