Intel CPU×AMD GPU――Radeon内蔵Coreプロセッサ登場 新型「Intel NUC」も登場CES 2018

» 2018年01月08日 14時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 Intelは1月7日(米国太平洋時間)、第8世代Coreプロセッサファミリーのラインアップに「Core processor with Radeon RX Vega M Graphics」(以下「Core with Radeon」)を追加した。「Kaby Lake-H」と呼ばれるCoreプロセッサとAMD製GPU「Radeon RX Vega M」を統合したもので、全5種類をラインアップする。搭載製品は順次市場に登場する予定だ。

【訂正】ベースとなるプロセッサの表記に誤りがありました。お詫びして訂正いたします(1月8日20時15分)

Core i7×Radeon RX Vega MロゴCore i5×Radeon RX Vega Mロゴ Intel Core processor with Radeon RX Vega M Graphicsのロゴ。搭載製品にはロゴシールも貼られる(左がCore i7、右がCore i5)
コア Intel Core processor with Radeon RX Vega M Graphicsのチップ。一番左側のダイがRadeon RX Vega M用のビデオメモリで、それに隣接するのがRadeon RX Vega Mのコア。右側にあるのがCoreプロセッサのコアとなる

ラインアップ

 Core with Radeonは全部で5種類をラインアップしている。外部GPUコアは上位モデルが「Radeon RX Vega M GH」、下位モデルが「Radeon RX Vega M GL」で、ビデオメモリはいずれも4GB。CPUコアにある「Intel HD Graphics 630」も合わせて利用可能だ。

上位モデル(Radeon RX Vega M GH内蔵)

  • Core i7-8809G(3.1G〜4.2GHz/4コア・8スレッド):アンロック対応
  • Core i7-8709G(3.1〜4.1GHz/4コア・8スレッド)

下位モデル(Radeon RX Vega M GL内蔵)

  • Core i7-8706G(3.1〜4.1GHz/4コア・8スレッド):vPro対応
  • Core i7-8705G(3.1〜4.1GHz/4コア・8スレッド)
  • Core i5-8305G(2.8〜3.8GHz/4コア・8スレッド)
ラインアップ Core processor with Radeon RX Vega M Graphicsのラインアップ一覧

Core with Radeon搭載の「Intel NUC」も登場

 Core with Radeonの登場に合わせて、同社は本体単体でVR/MRに対応するベアボーンキット「Intel NUC」の新モデル「NUC8i7HVK」「NUC8i7HNK」を合わせて発表した。2018年春に出荷を開始する予定だ。

新型Intel NUCの概要 新型Intel NUC(NUC8i7HVK/NUC8i7HNK)の概要

 両者の違いは搭載するプロセッサにある。前者はCore i7-8809Gを搭載し、アンロック(オーバークロック)にも対応している。一方、後者はCore i7-8705Gを搭載している。

 それ以外の基本仕様は同一。ボディーサイズは221(幅)×142(奥行き)×39(高さ)×mm(容積1.2 L)で、天板と正面パネルのステータスLEDは取り替え可能な構造となっている。

通常の天板 天板は交換可能。通常はこうなっているが……
ドクロ天板 LEDライト付きのものに交換できる

 メモリはDDR4-2400+のSODIMMを2枚搭載できる(最大16GB×2=32GB)。ストレージは22×42mmまたは22×80mmのM.2 SSDを2枚搭載できる。SSDの伝送方式はSerial ATAとPCI Express(AHCI規格またはNVMe規格)に対応しており、RAID 0/1も利用できる。

 本体正面にはSDメモリーカードスロット×1、USB 3.1 Type-A端子×2(うち1つは常時給電対応)、HDMI端子、USB 3.1 Type-C端子とイヤフォンマイク端子を備えている。背面には音声出力端子(アナログ、光デジタル兼用)、電源端子、Thunderbolt 3端子(USB Type-C/DisplayPort兼用)×2、Mini DisplayPort端子×2、Gigabit Ethernet端子×2、USB 3.1 Type-A端子×4とHDMI端子を備えている。

 HDMI端子はいずれも「HDMI 2.0a」に準拠しており、4K解像度(3840×2160ピクセル)の映像を60Hz(60フレーム/秒)で出力できる。HDMI端子、Mini DisplayPort端子とThunderbolt 3端子はいずれも同時に映像出力端子として利用可能だ。

 Gigabit Ethernet端子はそれぞれ「Intel i219-LM」「Intel i210-AT」と異なるコントローラーの配下に置かれている。

 ワイヤレス通信モジュールとして「Intel Wireless-AC 8265」を搭載しており、IEEE 802.11ac/a/b/g/n(2.4GHz帯/5GHz帯)のWi-Fi(無線LAN)とBluetooth 4.2を利用できる。アンテナは本体に内蔵されている。

本体正面 本体正面
本体背面 本体背面

DellとHPから「2in1 PC」が登場予定

 Intelのニュースリリースによると、DellとHPからCore with Radeonを搭載する2in1 PCが登場するという。

 記事掲載時現在、DellとHPは共に同プロセッサを搭載した新製品を発表していない。CES 2018の期間中に発表されるかどうか、注目される。

取材協力:Consumer Technology Association

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月08日 更新
  1. 突然の「スーパーコア」誕生と消えたEコア――Apple M5 Pro/Maxが断行した「CPU大再編」を読み解く (2026年03月06日)
  2. 高止まりのDDR5を横目にDDR4で延命 「Ryzen 9 5900XT」が再入荷&“ヘラ塗り禁止”の新グリスに注目集まる (2026年03月07日)
  3. 仕事にも遊びにも効く、派手なイエローカラーも魅力的 物理キーボード搭載「AYANEO FLIP 1S KB」を試す (2026年03月06日)
  4. 空間オーディオで没入感のある音楽体験を楽しめる「Amazon Echo Studio」がセールで約3万円に (2026年03月06日)
  5. ガラケーの“命綱”から進化 なぜ今スマホストラップ人気が再燃しているのか (2026年03月06日)
  6. Apple、M5搭載の新型「MacBook Air」発表 AI性能はM4比で4倍に、標準ストレージは512GBへ倍増 (2026年03月03日)
  7. 小型高級キーボードPFU「HHKB」シリーズがお得に キャンペーンも同時開催! (2026年03月06日)
  8. 新「MacBook Neo」の“Neo”ってどういう意味? 命名から考える製品の位置付けとターゲット (2026年03月05日)
  9. 超高速25GbEでサーバー構築も捗る「MINISFORUM MS-02 Ultra」がセールで19万9999円に (2026年03月06日)
  10. 「HP Spectre Foldable 17」は閉じればノートPC、開けば17型のタブレット! 1台3役、5つのスタイルで運用できるフォルダブルPCを試す (2024年01月18日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年