ラスベガスの空に250の光が舞う Intelのドローンライトショーがすごい

» 2018年01月11日 15時52分 公開
[らいらITmedia]

 米ラスベガスで1月9日から12日(現地時間)まで開催されているCES 2018。会場内のブースでは数多くの新製品や新技術がお披露目されていますが、Intelが会場外でも人々を楽しませています。

 場所はラスベガスの目抜き通り、ストリップに位置するベラージオホテルの噴水。IntelはCESの開催に合わせ、8日から11日まで1日2回、ベラージオの噴水ショーとドローンが共演するライトショーを行っています。ベラージオの噴水ショーで、ドローンが使用されるのは今回が初めて。砂漠の街には珍しく雨が続いて冷え込む夜ですが、ベラージオまで見に行ってきました!

ベラージオホテルの噴水前

 夜8時開演の1分前。赤と青に光る250機のドローン「Shooting Star」たちが、噴水の奥からぶわーっと飛び出してきて、上空のスタート配置につきました。板付きならぬ空付きです。となりの女性が「So cute!」と声をあげましたが、私も同じ気持ちでした。

手持ちのカメラではスタート配置につくドローンたちの光を捉えられず。ショー開始からの画像になります。なお、カメラは「GoPro HERO5」を使用

 8時ちょうど、Kygoの楽曲「Stargazing」とともに、光と噴水によるショーが始まりました。音楽に合わせて水が勢いよく空にあがり、その水の形に沿うようにドローンたちがくるくると空を舞います。

噴水の形に合わせて隊列を組むShooting Star

 ひし形を作ったり、キラキラと点滅したり、まるで消えることのない花火を見ているかのよう。ベラージオの噴水は時折、爆発音のような響きを立てて高く打ち上がりますが、ドローンたちは絶妙な配置に移動して噴水の直撃を避けます。

花びらのような形も

これはIntel入ってますわ

 Shooting Starは2017年スーパーボウルのハーフタイムショーでも採用され、レディ・ガガのステージを彩りました。そのときも「きれいな映像だな」と驚きましたが、生で見ると美しさがまるで違ったのです。暗い空に光の奥行きが感じられて、幻想的な空間を作り出していました。VRもいいですが、やはりショーとスポーツは生で見たい!

ドローンがハート型の隊列を組みエンディング。ビデオは撮りましたがこの美しさはぜひライブで体感してほしいです

 最後はハート型が空に浮かび、約4分間のアートショーが終了。観客は歓声を上げ、拍手が沸き起こりました。

Intel Drone Light Show:ベラージオの噴水ショー

 Shooting Starはショー仕様のため軽量化されており、40億色以上の色の組み合わせが可能。なお、8日に行われたIntelの基調講演でも、ステージ上で100機のShooting Starによる屋内飛行が行われています。

Intelのブースに展示してあった、ベラージオのドローンライトショーと同じ型のドローン。平昌五輪でも使用されるそう

ドローンは片手で軽々とつかむことができます

基調講演で行われた100機の屋内ドローンショーは、屋内で1台のコンピュータから同時に空中に運ばれた最も多くのドローンとしてギネスに認定されました

 ベラージオの噴水とコラボレーションしたIntelのドローンライトショーは、残すところ11日の20時と22時(現地時間)の2回のみ。たまたまラスベガス観光中という人がいれば、このサプライズをお見逃しなく。見ないで帰国するなんてもったいないぞ!

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