以上のように、Hueを家庭内で、スマートスピーカー経由で使うだけならば、Echo Plusとの組み合わせがコスト的にお得ということになる。
もっとも、Hueブリッジがあれば最大50台のHueを接続できる他、スマホアプリから操作や調光などが行える利点もある。こうした機能面を重視したり、将来的にHue自体の台数が大幅に増えたりすることを見越しておくならば、Hueブリッジの利用を前提に、EchoやEcho Dotを選んでおく選択肢もある。
いずれにせよ、Echo Plusのホームハブ機能に用いられているZigBeeという無線通信規格は、国内ではあまりメジャーではないのはもちろん、海外でも対応機器が充実しているわけではない。米Amazon.comで「Simple setup with Echo Plus」に分類されている製品も、ジャンル的には電球の他、スマートプラグ、あとセキュリティロック製品があるくらいだ。
こうしたことから、ネットでたまに見かける「家電製品を連携させるならばEcho Plusが有利」と書かれた記事は、ZigBee対応家電の普及状況を考えると実質誤りで、今後も対応機器はほとんど増えないという前提のもと、ひとまずHueを使うか否か(およびどの程度の規模で使うか)だけで判断した方が、現時点では納得の行く製品選びができるはずだ。
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