外付けポータブルSSDで2800MB/秒!? 「Portable SSD X5」の爆速性能を確かめる(4/4 ページ)

» 2018年09月17日 15時17分 公開
[鈴木雅暢ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4       

ゲームのロード時間

 FINAL FANTASY XIV:紅蓮のリベレーターベンチマークのファイルを全部コピーし、ローディングタイムを計測してみた。その結果、Samsung Portable SSD X5はT3に比べて25%以上高速で、ZenBook Pro 15 UX580GE内蔵SSDよりもわずかだが高速だった。実に優秀な結果といえる。

FINAL FANTASY XIV:紅蓮のリベレーターベンチマークのローディングタイム比較

ポータブルSSDの新境地を切り開く意欲作

 これまで見てきたように、Samsung Portable SSD X5のパフォーマンスは、素晴らしいのひと言に尽きる。ベンチマークテストによる計測だけでなく、実践的テストでも従来のポータブルSSDとの差は歴然としている。シーケンシャルのリード・ライトだけでなく、ランダム性能も高速なので、ゲームの置き場、ビデオ編集の素材置き場など、さまざまな用途が考えられる。仮にOSを入れてブートドライブとして使ったとしてもストレスを感じることはなさそうだ。

 もっとも、ネックとなるのは価格だ。市場想定価格は、500GBモデルが6万1000円、1TBモデルが10万5000円、2TBモデルが21万0000円。一般ユーザーが買うにはあまりにもハードルが高い。当面は業務用のビデオ編集システムなどでどうしてもポータブルな高速なストレージが欲しいというユーザーなど、プロフェッショナルユースが中心となるだろう。

前のページへ 1|2|3|4       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月25日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  3. 「IBMはテクノロジーカンパニーだ」 日本IBMが5つの「価値共創領域」にこだわるワケ (2024年04月23日)
  4. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  5. Googleが「Google for Education GIGA スクールパッケージ」を発表 GIGAスクール用Chromebookの「新規採用」と「継続」を両にらみ (2024年04月23日)
  6. バッファロー開発陣に聞く「Wi-Fi 7」にいち早く対応したメリット 決め手は異なる周波数を束ねる「MLO」【前編】 (2024年04月22日)
  7. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
  8. 「Surface Go」が“タフブック”みたいになる耐衝撃ケース サンワサプライから登場 (2024年04月24日)
  9. わずか237gとスマホ並みに軽いモバイルディスプレイ! ユニークの10.5型「UQ-PM10FHDNT-GL」を試す (2024年04月25日)
  10. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー