6TB HDDが税込み1万1980円も「注目は1万円割れから」週末アキバ特価レポート(1/2 ページ)

» 2018年10月20日 11時57分 公開
[古田雄介ITmedia]

 パソコンSHOPアークの週末特価で目立っているのは大容量HDDだ。SeagateのBarracudaシリーズが土日先着5人の限定特価で売られており、8TB「ST8000DM003」が税込み1万6980円、6TB「ST6000DM003」が同1万1980円、4TB「ST4000DM004」が同7980円となっている。

パソコンSHOPアークの特価POP。最下段は「ST8000DM003」の間違い

HDD、1万円割れの歴史

 ここ最近はアキバ全体で6TB HDDの特価が目立ち、容量単価でも4TBモデルと拮抗している。しかし、こうしたセールで最初に売り切れるのは断然4TBの方だという。パソコンSHOPアークは「やはり主流になるには1万円切りが必要でしょうね。3TB以下もそれをきっかけにブレークした感がありますから」と語る。

 振り返ってみると、4TB HDDが特価ベースで1万円切りしたのは2016年秋ごろが始まり。それから1年近く各ショップで同水準の特価セールが実施されて現在の地位を得た。3TBモデルは2011年夏ごろに一度1万円切りし、同年のタイ洪水後の値上がりを経て再び価格を落としていった。同様に2TBモデルは2010年春ごろ、1TBモデルは2008年夏ごろに税込み9000円台に踏み込んでいる。

2016年9月、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店の特価で4TB HDDが1万円切り
2008年8月、T-ZONE.PC DIY SHOPが1TB HDDを1万円切りで販売した

 最近の値下がりペースから、いずれ6TB HDDの1万円切りも期待できそうだ。が、同店はこうも話す。「6TBまでの容量を求める人がどれだけいるかという面もあります。容量の大きさはそこそこに速度を追求するなら、いまはSSDですし。そのあたりの動向も注目したいです」。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年05月11日 更新
  1. 新型「iPad Pro」がM3チップをスキップした理由 現地でM4チップ搭載モデルと「iPad Air」に触れて驚いたこと (2024年05月09日)
  2. 「M4チップ」と「第10世代iPad」こそがAppleスペシャルイベントの真のスターかもしれない (2024年05月10日)
  3. 個人が「Excel」や「Word」でCopilotを活用する方法は? (2024年05月08日)
  4. Minisforum、Intel N100を搭載したスティック型ミニPC「Minisforum S100」の国内販売を開始 (2024年05月10日)
  5. “NEXT GIGA”に向けた各社の取り組みやいかに?──日本最大の教育関連展示会「EDIX 東京」に出展していたPCメーカーのブースレポート (2024年05月09日)
  6. NECプラットフォームズ、Wi-Fi 6E対応のホーム無線LANルーター「Aterm WX5400T6」 (2024年05月09日)
  7. ASRock、容量約2Lの小型ボディーを採用したSocket AM5対応ミニベアボーンPCキット (2024年05月10日)
  8. SSDの“引っ越し”プラスαの価値がある! 税込み1万円前後のセンチュリー「M.2 NVMe SSDクローンBOX」を使ってみる【前編】 (2024年05月06日)
  9. Core Ultra 9を搭載した4型ディスプレイ&Webカメラ付きミニPC「AtomMan X7 Ti」がMinisforumから登場 (2024年05月08日)
  10. これは“iPad SE”なのか? 新型iPadを試して分かった「無印は基準機」という位置付けとシリーズの新たな幕開け (2022年10月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー