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» 2018年11月27日 06時00分 公開

Microsoftが手がける新プロジェクトと古くて新しいプロジェクト鈴木淳也の「Windowsフロントライン」

米Microsoftの従業員が新しいアイデアを検討できるよう、2009年に誕生したプロジェクト「Microsoft Garage」。2014年の一般公開以降、同社が開発中のテストアプリを試せるようになったが、その最新情報などを見ていこう。

 米Microsoft内部で実験的なプロジェクトを行う「Microsoft Garage」が、10月23日(米国時間)に新しいプロジェクト「Earth Lens」を発表した。

 同社のインターンらが実現したもので、航空写真と機械学習を組み合わせることにより、写真に写された建物やトラック、バスなどを自動的にマーキングし、その位置や数を報告する。主に災害時の救助活動や、地球環境保護などへの活用が目的で、同社が「AI for Good」と呼ぶ取り組みに4000万ドル以上の投資を約束した活動の一環となる。プロジェクトの内容はオープンソースとしてGitHub上に公開されており、Xamarinベースでコーディングされている。AppleのCore MLフレームワークを利用しており、iPadなどで利用が可能とのこと。興味を持った人はアクセスしてみるといいだろう。

Earth LensEarth Lens Earth Lensの利用イメージ。航空写真内のオブジェクトを自動認識してトラックやバス、船などをマーキングする

Windows Phone「Lumia 640」がE Inkディスプレイで復活!?

 次の話題は、Windows Phoneから。皆さんは「Lumia 640」という端末を覚えているだろうか。もちろん日本では未投入のLumiaデバイスであり、実機を所有している方は少ないと思う。筆者もLumia 630とLumia 650は購入しているものの、640は手を出していない。この640はWindows Phone 8.1を搭載した5型デバイスとして、Windows Phoneシリーズの最後期にあたる2015年春に市場投入された。後継OSとなるWindows 10とWindows 10 Mobileが同年夏にリリースされたことを考えれば、ある意味で幻の端末といえるかもしれない。

 そんなLumia 640だが、2018年10月8日〜12日にわたってシンガポールで開催された「UbiComp 2018」というイベントにおいて、英ケンブリッジのMicrosoft Researchの研究者らが同デバイスを使った「新しいモバイルコンピューティング」の講演を行って話題になっている。

 TwitterのWalkingCatというアカウントが紹介した資料では、Lumia 640にタッチ操作対応のE Inkディスプレイカバーを取り付けて、さまざまな活用法が試されている。E Inkの特性として、画面をリフレッシュしない限り表示が持続され、バッテリー消費も少ないというメリットがある(PDF資料はこちら)。

Lumia 640 Windows Phoneの「Lumia 640」とE Inkディスプレイカバーを組み合わせた新しい利用用途の提案

 上記の資料内にもあるが、飛行機のQRコードが記された搭乗券やTo-Doリストの表示、カレンダー機能の拡張、タイプ用キーボードや拡張キーの表示など、さまざまな提案が行われている。スマートフォン背面にE Inkのサブディスプレイを備えた端末としてはYota Devicesの「YotaPhone」が有名だが、こちらはメイン画面の“転写”など、あくまで補助用途を想定したものなのに対し、3mm厚のカバーにディスプレイ機能を搭載した今回のプロトタイプでは、画面の拡張などさらなる応用も模索しており、今後似たようなコンセプトの製品が市場投入される可能性も考えられるだろう。

nubiaX 海外では、スマートフォンの両面にカラーディスプレイを採用したNubiaの「Nubia X」が登場している他、Samsungや中国Royoleから折りたためるフレキシブル有機ELディスプレイ搭載スマートフォンも発表済みだ

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