AMDは1月9日(米国太平洋時間)、同社のデスクトップPC向けCPU「Ryzen(ライゼン)」の第3世代製品を2019年半ばにリリースすることを発表した。7nmプロセスで製造することで性能を高めつつ消費電力を抑制したことが特徴。製品は2019年半ばに登場する見通しで、具体的なラインアップもその頃に明らかとなる見通しだ。
第3世代Ryzenは、7nmプロセスの「Zen 2」アーキテクチャをコンシューマー向け製品として初めて採用。発表時点において世界初となる「PCI Express 4.0」にも対応する。
AMDのリサ・スーCEOの説明によると、CPUソケットは従来のRyzenシリーズと同じ「Socket AM4」となるようだ。
CES 2019で行われたスーCEOのキーノートスピーチでは、第3世代Ryzenのエンジニアリングサンプル(8コア)と、現時点におけるIntelのコンシューマー向けフラグシップCPU「Core i9-9900K」とのパフォーマンス比較が行われた。
この比較では「CINEBENCH R15」を用いてCPU(マルチスレッド)性能を計測。Core i9-9900Kのスコアが「2040cb」だったのに対し、第3世代Ryzenは「2057cb」とより高い数値を示した。。
一方、計測中の消費電力はCore i9-9900Kが約180Wだったのに対し、第3世代Ryzenは約134W。Intelの第9世代CPUよりも省電力かつ高性能ということをアピールした。
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