CPUやGPUを交換すると保証はどうなる? 「ALIENWARE AREA-51m」の気になるポイントをチェック(2/2 ページ)

» 2019年01月25日 22時15分 公開
[井上翔ITmedia]
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ディスプレイは“あえて”フルHDのみ

 CES 2019で発表された際、ALIENWARE AREA-51mには以下の4つのディスプレイオプションが用意された。

  • 非光沢液晶(リフレッシュレート:60Hz)
  • G-SYNC対応非光沢液晶(リフレッシュレート:60Hz)
  • Tobii eyetracking対応非光沢液晶(リフレッシュレート:144Hz)
  • G-SYNC+Tobii eyetracking対応非光沢液晶(リフレッシュレート:144Hz)

 しかし、日本モデルではそれが以下の通り2つに削減されている。

  • G-SYNC対応非光沢液晶(リフレッシュレート:60Hz)
  • G-SYNC+Tobii eyetracking対応非光沢液晶(リフレッシュレート:144Hz)

 すごく端的にいうと、日本ではG-SYNC非対応液晶が選べないようになっている。

 そもそも、CESでの発表段階で、AREA-51mのスペックと比較して、ディスプレイ解像度が「フルHD(1920×1080ピクセル)」にとどまっていることに疑問を覚えた人もいるだろう。

 CESでの発表後、筆者は複数の知人から「なんでAREA-51mの液晶はWQHD(2560×1440ピクセル)とか4K(3840×2160ピクセル)を選べないの?」という質問を受けた。質問してきた人たちの共通点は、ゲーミングノートPCをゲームではなく音楽や動画の編集に使っているということ。要するに、ゲーミングノートPCのパワーをゲームじゃない部分で活用している人も少なくないということだ。

 画面解像度について、CESでは米国、今回は日本の担当者にそれぞれ質問してみたところ、両国ともに「3Dゲームを快適に楽しむことを重視すると、現時点ではフルHDに留めておくことが最適解」という旨の回答を得た。簡単にいえば“ゲーミング”を重視したゆえに、あえてフルHDのみとしたのだ。

 ただし、ゲーミングノートPCを音楽や動画の編集のために使うニーズがあることは日米双方の担当者も認識している。そのため、「今後、ユーザーの動向を見極めてWQHD・4Kディスプレイの搭載も検討したい」とのことだ。

 なお、日本ではG-SYNC非対応液晶を選択肢から外したことについては、「過去の日本におけるALIENWAREノートのユーザー動向を踏まえた」(日本の担当者)判断のようだ。

ディスプレイ ディスプレイは、ゲーミング用途を優先してあえてフルHDのみ。日本では、売れ行き動向からG-SYNC対応液晶のみ選択可能に

豆知識:「Alienware」と「ALIENWARE」

 すごく細かい話だが、「エイリアンウェア」のブランド名表記は、日本では全部大文字の「ALIENWARE」に対して、海外では大文字・小文字混じりの「Alienware」となっている。これは商品名でも同様で、今回紹介した「ALIENWARE AREA-51m」は、海外では「Alienware Area-51m」と表記される(参考記事)。

 「ALIENWARE」と「Alienware」のように、海外メーカーの製品(ブランド)は日本とそれ以外の地域で表記が異なることがあるのだ。

 今回、この表記の差異がどうしても気になる筆者は、デル(日本法人)でALIENWAREのマーケティングを担当する柳澤真吾シニアマネージャーに質問してみた。すると、「(日本では)ブランドの力強さを表現するために全部大文字表記としている」という回答が得られた。

 「なんで日本と海外で表記が違うんだろう……」と気になっていた人は、ぜひ参考にしてほしい。

柳澤真吾氏フランク・エイゾール氏 日本での発表会に登壇したデルの柳澤真吾氏(写真=左)と、Dellのフランク・エイゾール氏

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